ソニーモバイルの2022年プレミアムフラッグシップ「Xperia 1 IV」。
今回、カメラ評価で有名なDXOMarkがこのXperia 1 IVのカメラ、ではなく、バッテリー評価を掲載していました。
総合ポイントは87点で、これはかなり低い評価です。
DXOMarkのバッテリー評価はまだ歴史が浅いという事もあり、評価対象となっている機種は60機種あまりですが、このXperia 1 IVのランキングは下から数えて7番目、電池持ちの悪さで悪評高い「iPhone SE 2022」に次ぐ低評価となっています。
また、他のSnapdragon 8 Gen1搭載機種と比較してもXperia 1 IVより低評価となっているのはXiaomi 12 Proのみ。
Snapdragon 8 Gen1搭載モデルのDXOMarkバッテリー評価:
機種 | バッテリー評価 | |
1 | Nubia RedMagic 7 Pro | 118 |
2 | Oppo Find X5 Pro | 116 |
3 | Samsung Galaxy S22 Ultra | 103 |
4 | OnePlus 10 Pro | 100 |
5 | Poco F4 GT | 100 |
6 | Xiaomi 12 | 100 |
7 | Vivo X80 Pro | 99 |
8 | Motorola Edge 30 Pro | 98 |
9 | Honor Magic4 Pro | 95 |
10 | Galaxy S22 (SD8Gen1) | 90 |
11 | Xperia 1 IV | 87 |
12 | Xiaomi 12 Pro | 76 |
Xperia 1 IVのバッテリー持ち評価は、発売直後のGSMArenaによるレビューではSD8Gen1搭載機としてはそれほど悪い方ではなかったので、今回の結果は少し意外。
Xperia 1 IVは発熱やそれに関連する機能制限やスロットリングといった問題は指摘されているものの、5000mAhという大容量のお陰か、バッテリー持ちに関しては一般的には「良い」と言われています。
が、今回のDXOMarkの評価では同じSD8Gen1搭載機の中でもかなりよろしくない結果に。
ちなみにDXOMarkはXperia 1 IVのバッテリーの総評として:
長所
- キャリブレーションモードでの通話時の安定した動作
- 外出先での通話とカメラ使用時の良好な自律性
- 充電器およびワイヤレス充電器の残量消費量が非常に少ない。
短所
- 一般的な使用シナリオでの持続時間が短い
- バッテリーゲージの精度が低い
- キャリブレーションモードでビデオをストリーミング再生した場合の持続時間が極端に短い
- キャリブレーションモードでのゲームや音楽再生時の駆動時間が短い
- 外出先でソーシャルアプリをスクロールしているときの持続時間が非常に短い
- 充電時間が長い
- 5分間の充電で得られる持続時間が短い
- 充電効率が低い
- 動画や音楽のストリーミング、ゲーム、ソーシャルアプリのスクロール時に放電電流が非常に大きい
要は、全体として非常に電力効率が悪い、としています。
これはXperiaらしくない評価のような気もしますが、確かに同モデルは使い方によってはバッテリー消費が極端に速い、という報告もちらほらと見かけます。
そういった意味で、まだ電力消費のキャリブレーションがまだ不十分な部分もあるのかもしれません。
ソース:DXOMark
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