最近、ニュースで話題になっている米国下院議長ナンシー・ペロシ氏の台湾訪問に端を発した中台関係の悪化。
この両国の緊張の高まりが、アップルの新型iPhone、iPhone 14シリーズの出荷・リリース予定にも影響を与える可能性がでてきたようです。
中台緊張の高まりでiPhone14のリリースが遅れる可能性
GSMArenaが伝えたもの。
これによると、iPhoneのチップサプライヤーであるTSMCはiPhoneの組み立てを行う中国にPegatronにチップを供給していますが、今回のペロシ氏の台湾訪問への抗議措置として出荷書類に「台湾」や「中華民国」の記載を一切禁止する新たな規制を打ち出したとのこと。
その結果、一部のTSMC製造のハードウェアが中国国内に出荷できず、iPhone 14シリーズの生産に遅れが出る可能性があるとのこと。
さらに、今回、Pegatronの副会長とTSMCのトップが訪問中にペロシ氏と一緒にいるところを目撃されたとも言われており、これがさらに中国政府の神経を逆なでする可能性も。
一方で、アップルはすでに台湾のパートナー企業と協議しており、「Made in Taiwan」または「Republic of China」と書かれたラベルをすべて取り除くか、交換するよう要求しているとのことです。
また、Ming-Chi Kuo氏の情報筋によれば、Foxconnのインド工場では6.1インチのiPhone 14が生産されるとも言われており、アップルは生産の多角化も進めているとか。
ただ、iPhoneの生産の中心が中国にあることは変わっておらず、また、一部では、iPhone 14 Pro Maxのディスプレイやカメラレンズに品質上の問題があるという噂も流れているため、仮にリリース時期の遅れはなくとも、発売後しばらくは極端な品薄状態が続くといった可能性もありそうですね。
ソース:GSMArena
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