BCN+Rが毎週発表しているスマートフォンの売上ランキング。
07月04日~07月10日のAndroidスマートフォンの売上状況で、ちょっと興味深い現象が起きていることが判明しました。
同期間にAndroidスマートフォンで売上ランキング1位となったのはOppo Reno5 A。全体でも先週の24位→4位への急上昇です。
ちなみに同モデルは先月発売されたOppoの最新ミッドレンジ、Oppo Reno7 Aの前作。
一方、そのOppo Reno7 Aはというと:
対照的に前週から大きく順位を落としています。。
つまり、発売後間もない新型モデルがすでに旧型モデルよりも売り上げ台数で劣った状態になってしまっているという事に。
チップセットのダウングレードがネック?
このOppo Reno7 A、搭載しチップはSnapdragon 695 5Gで、最新ではあるもののティアとしてはReno5 Aに搭載のSnapdragon 765Gより下です。
また、以前、両モデルのチップセットの性能比較を行いましたが、CPU性能はReno7 Aの方が上ですが、GPU性能ではReno5 Aの方が上、という結果が出ており、実使用での操作感などについてはどちらが上とも言えない状態です。
ユーザー評価に大きな差、特にカメラの評価
また、価格.comの評価を見ても:
Reno5 A↓
Reno7 A↓
ユーザー満足度でも大きな差ができており、特にカメラ性能の評価の差が顕著です。
Reno5 A→Reno7 Aのカメラに関してはハード面でのスペックでは必ずしもダウングレードとは言えませんが、なぜか評価がイマイチなのは事実。
この部分も両者の人気逆転の一要素と言えそうです。
価格差も?
なお、ある意味当然なのかもしれませんが、両モデルの価格はReno7 AがReno5 Aよりも高くなっています。
例えば、いずれのモデルも最安で購入可能なIIJmioでの価格を比べると、Oppor Reno5 Aの方が端末単体で5000円ほど、MNP特価では7000円ほど安くなっています。
Oppo Reno5 AのIIJmioでの価格:
MNP特価:税込11,800円
通常価格:税込31,400円
Oppo Reno5 AのIIJmioでの価格:
MNP特価:税込19,800円
通常価格:税込36,800円
先述のように、旧モデルより新型モデルの方が安い、というのはある意味当たり前なのですが、チップセットの違いなどを考慮に入れた上だと割安なReno5 Aの方を選ぶユーザーが出てくるのも無理はないと思います。
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