Androidの「かこって検索」で詐欺SMSを判別、Googleが活用方法を案内

Googleは、Androidスマートフォンの「かこって検索」を使い、不審なSMSが詐欺かどうかを確認する方法を改めて紹介しました。メッセージ内の気になる文章を囲むだけで、AIが文面やリンクなどを分析し、詐欺の可能性を判断する手掛かりを提示します。宅配便の不在通知や銀行を装った警告など、巧妙化するフィッシング詐欺への対策として活用できます。

不審なSMSを囲むだけでAIが分析

Googleは2026年5月に発表した機能の活用を、改めて呼びかけています。利用するには、Google メッセージなどで不審なSMSを表示し、ホームボタンの長押し、またはジェスチャーナビゲーションバーの操作で「かこって検索」を起動します。その後、確認したいメッセージの文章を指で囲むだけです。

選択した内容はAIによって分析され、詐欺メッセージにありがちな表現や文脈などをもとに、不審な点がないか確認できます。例えば、身に覚えのない取引の見積もり、偽の荷物配達通知、銀行を装って緊急の対応を迫るメッセージなどがチェックの対象になります。

分析結果には、どのような点が不審なのかに加え、送信元をブロックしたり、メッセージを削除したりすべきか判断するための助言も表示されます。リンクを開く前に確認できるため、SMSをきっかけとしたフィッシング詐欺の被害を防ぐ手段の一つになります。

正規の通知かどうかを確認する用途にも

この機能は、詐欺の疑いがあるメッセージを見つけるだけでなく、正規の通知かどうかを判断する際にも役立つとされています。

例えば、銀行からのセキュリティ通知や航空便の運航情報、宅配便の配達通知など、重要な連絡が届いた場合にも、文面を囲んでAIに確認を求められます。正規の連絡に見られる特徴があるかを分析することで、必要な通知を誤って無視してしまうリスクを減らせます。

ただし、AIによる分析は詐欺かどうかを確実に判定するものではありません。正規の通知に似せた詐欺メッセージもあれば、実際の連絡が不審なものと判定される可能性もあります。金融機関や配送業者からの連絡であっても、SMS内のリンクを安易に開かず、必要に応じて公式アプリや正規のウェブサイトから確認することが重要です。

対応するAndroid端末で利用可能

Googleによると、この機能は「かこって検索」に対応するAndroid端末で利用できます。追加アプリを導入する必要はなく、対応端末であれば普段使っているメッセージアプリ上で操作できます。

SMSを使った詐欺は、実在する企業やサービスを装い、利用者にリンクを開かせたり、個人情報や金融情報を入力させたりする手口が中心です。メッセージを受け取った時点でAIに確認できる「かこって検索」は、不審な連絡に気づくための手軽な手段となりそうです。ただし、最終的な判断はAIの結果だけに頼らず、送信元や連絡内容を慎重に確認する必要があります。

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