Xiaomi 18 FoldがAndroid性能ランキング首位に Xring O3がSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6搭載機を上回る

AnTuTuが2026年9月のAndroid端末性能ランキングを公開しました。新世代のフラッグシップSoCを搭載した端末が登場するなか、スマートフォン部門で首位を獲得したのは、Xiaomi独自のSoC「Xring O3」を搭載するXiaomi 18 Foldです。Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6を搭載したiQOO 16やHONOR Magic9 Pro Maxを上回り、平均スコア462万点超えを記録しました。

今回のランキングは、AnTuTuが9月に公開したベンチマークアプリのバージョン12(V12)に基づくものです。タブレット部門でもXring O3搭載機が首位に立つなど、Xiaomi独自SoCの性能が目立つ結果となりました。

スマートフォン部門:Xiaomi 18 Foldが首位を獲得

9月のAndroidスマートフォン性能ランキング上位3機種は、以下のとおりです。

  1. Xiaomi 18 Fold:4,620,886点(Xring O3)
  2. iQOO 16:4,449,925点(Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6)
  3. HONOR Magic9 Pro Max:4,435,489点(Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6)

首位のXiaomi 18 Foldは、2位のiQOO 16に約17万点、3位のHONOR Magic9 Pro Maxには約18万点の差をつけました。Qualcommの次世代フラッグシップSoCを搭載した端末が並ぶなか、Xiaomi独自のXring O3がそれらを上回った形です。

Xring O3は、TSMCの3nmプロセス「N3E」を採用した独自設計のSoCです。CPUは10コア構成で、Arm C1-Ultraを2基、C1-Premiumを4基、C1-Proを4基搭載します。最大動作周波数は約4.36GHzで、GPUにはMali-G2-Ultra NX MP16を採用しています。

今回ランキングに登場したXiaomi 18 Foldは、メモリ16GB、ストレージ1TBのモデルです。LPDDR6メモリとUFS 4.1ストレージを組み合わせており、SoCの処理性能に加えて、メモリやストレージの構成も高いスコアに貢献していると考えられます。

一方、2位のiQOO 16と3位のHONOR Magic9 Pro Maxは、どちらもSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6を搭載しています。同SoCはTSMCの2nmプロセス「N2P」を採用したQualcommの新世代フラッグシップ向けチップで、最大5.0GHzで動作する高性能コア2基と、最大4.0GHzの性能コア6基で構成されます。16MBのFlexCacheに加え、GPUにはAdreno 850を内蔵しています。

iQOO 16は165Hzの高リフレッシュレートディスプレイと独自のゲーミングチップQ4を組み合わせ、ゲーム性能を重視した構成です。対するHONOR Magic9 Pro Maxは、処理性能だけでなく、カメラ性能にも力を入れたモデルとされています。

今回の結果を見る限り、Xring O3はQualcommの最上位SoCを搭載した端末にも対抗できる性能を示しており、Xiaomi独自チップの進化を印象づけています。

メモリ価格の上昇がランキングにも影響か

今回のランキングでは、上位機種の一部で16GBメモリと512GBストレージを組み合わせたモデルが集計対象になっている点も注目されます。

AnTuTuでは、当月の有効なベンチマーク測定回数が1,000回に満たない機種をランキングから除外しています。そのため、上位構成のモデルがランキングに登場していない場合、性能が低いというよりも、測定データが十分に集まっていない可能性があります。

AnTuTuは、メモリ価格の上昇に伴うスマートフォンの値上がりが、ユーザーの購入傾向に影響している可能性を指摘しています。最上位の1TBモデルではなく、価格を抑えつつ日常利用で大きな差が生じにくい512GBモデルを選ぶユーザーが増えている、という見方です。

準フラッグシップ部門はOPPO勢が上位を独占

準フラッグシップ部門では、上位3機種をOPPOの端末が占めました。

  1. OPPO Reno15 Pro:2,306,256点(Dimensity 8400-Max)
  2. OPPO Z11:2,300,153点(Dimensity 8500・フル性能版)
  3. OPPO Reno15:2,296,591点(Dimensity 8400-Max)

上位3機種のスコアは約230万点で、順位による差は小さくなっています。このカテゴリーでは前月までと比べて大きな変動は見られず、MediaTekやQualcommから次世代のミドルレンジ向けSoCが登場するまでは、同様の傾向が続く可能性があります。

タブレット部門でもXring O3搭載機が首位

Androidタブレット部門でも、Xring O3を搭載したXiaomi Pad 9 Pro Maxがトップに立ちました。

  1. Xiaomi Pad 9 Pro Max:5,233,432点(Xring O3)
  2. iQOO Pad Ultra:4,621,376点(Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6)
  3. RedMagic Gaming Tablet 5 Pro:4,379,977点(Snapdragon 8 Elite Gen 5)

Xiaomi Pad 9 Pro Maxの平均スコアは523万点を超え、2位のiQOO Pad Ultraにも約61万点の差をつけています。

この結果には、13.3インチという大型ディスプレイを備えた本体設計も関係していると考えられます。折りたたみスマートフォンは内部スペースが限られ、放熱設計にも制約がありますが、大型タブレットは比較的広い内部空間を確保できるため、高性能SoCの熱を処理しやすいという利点があります。Xiaomi Pad 9 Pro Maxは、Xring O3の性能を引き出しやすいプラットフォームといえそうです。

ただし、13.3インチの大型タブレットは、手に持ってゲームを楽しむ用途では大きすぎると感じる人もいるでしょう。携帯性やゲーム用途を重視するなら、2位のiQOO Pad Ultraも有力な選択肢です。

iQOO Pad Ultraは8.8インチのコンパクトな筐体にSnapdragon 8 Elite Extreme Gen 6とゲーミングチップQ4を搭載し、ファンによるアクティブ冷却にも対応しています。大型タブレットとは異なる方向性で、ゲーム中の性能維持を重視した設計です。

V12のスコアはV11と直接比較できず

今回のランキングは、中国国内で2026年9月1日から30日までに収集されたデータを集計したものです。掲載されているのは各機種の最高スコアではなく、当月の有効な測定結果の平均値です。端末の温度や使用状況、OSのバージョンなどによってスコアは変動します。

また、AnTuTu V12とV11ではスコアの算出体系が異なるため、両バージョンの数値を直接比較することはできません。今回の結果も、あくまでV12で測定された端末同士の比較として見る必要があります。

9月のランキングでは、Xiaomi 18 FoldとXiaomi Pad 9 Pro Maxがともに首位を獲得し、Xring O3の高い性能が示されました。Snapdragon 8 Elite Extreme Gen 6を搭載した端末も高いスコアを記録していますが、少なくとも今回のAnTuTu V12の集計では、Xiaomi独自SoCを搭載した2機種が一歩リードする結果となっています。

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