最新スマホ「Pixel 11」でゲーム互換性問題が発生か―「原神」などで描画不良や重度のラグ、ネット上で賛否両論

Googleの最新スマートフォン「Pixel 11」シリーズにおいて、一部の人気モバイルゲームが正常に動作しない、あるいはプレイ不可能な状態にあることが海外掲示板Redditなどで話題となっています。Googleが「Tensor G6」チップにPowerVR GPUを採用したことによる互換性不足やドライバーの未整備が主な要因とみられており、ユーザー間で大きな議論を呼んでいます。

特定の人気タイトルで「ピンク画面」や大幅なフレーム低下が発生

Redditの投稿によると、HoYoverseが提供する人気アクションRPG『原神(Genshin Impact)』などのタイトルを起動すると、画面全体が真っピンクに表示されプレイが不可能な状態になると報告されています。

また、『Fortnite(フォートナイト)』や『鳴潮(Wuthering Waves)』、『Neverness to Everness(NTE)』といったタイトルでも、グラフィックを最低設定に落としても激しいカクつき(フレームレート低下)やラグが発生すると指摘されています。

YouTubeクリエイターによる検証動画でも不具合を実証

投稿内で紹介されている複数のテック系YouTubeチャンネルの検証動画でも、これらの不具合が確認されています。

  • Tech Spurtの検証動画『原神』で画面が紫やピンクに変色して正常にプレイできない様子や、『鳴潮』において高品質設定でフレームレートが1桁台まで落ち込み、スライドショー状態になる悲惨なパフォーマンスが紹介されています。
  • TechOdysseyの検証動画『原神』のピンク画面や『Fortnite』での著しいコマ落ちを映像で捉え、「1,300ドルクラスのフラッグシップ端末でありながら、数年前の古いスマホ以下のパフォーマンスしか出ないのは大問題だ」と懸念を示しています。
  • NL Techの検証動画ゲーム開発元がPowerVR GPUの公式サポートを縮小・終了している点や、シェーダーキャッシュの生成がうまくいかずスタッター(カクつき)やクラッシュを引き起こしている技術的な要因を分析しています。

「高価格帯ゆえの不満」と「日常使い重視」で深まる議論

Redditのコメント欄では、Pixel 11の性能や製品の方向性をめぐり、ユーザー間で多様な意見が飛び交っています。

  • 批判・懸念を示す声1,000ドルを超えるフラッグシップ価格帯でありながら、安価なミドルレンジ端末でも遊べるゲームが動作しないことに対する失望が根強く存在します。また、モバイルゲーム市場の規模が巨大化している現在、「ゲーミングスマホではない」という理由は免罪符にならないという指摘や、GPU性能の低さが写真・動画編集などの作業にも悪影響を及ぼすのではないかという懸念が出されています。
  • 擁護・肯定的な声PixelシリーズはAI機能やカメラ性能、シンプルなPixel OSによる快適な日常使いを主軸に設計されており、ヘビーなゲーミング用途を想定した端末ではないとする見解も示されています。本格的にゲームを楽しみたいユーザーは、他社のフラッグシップ機(GalaxyやiPhoneなど)や専用ゲーム機(Nintendo SwitchやSteam Deckなど)を選ぶべきだという意見も出されています。

今後のアップデートによる改善に期待

なお、一部の報道(WIREDなど)によると、Googleは現在『原神』の動作対応に向けて開発元と協力して調整を進めているとされています。

過去のモデルでもドライバーの更新によってパフォーマンスが改善された経緯があるため、今後のソフトウェアアップデートでどこまで不具合が解消されるかに期待と注目が集まっています。

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