
シャープの未発表スマートフォンとみられる端末が、米連邦通信委員会(FCC)の認証を通過していることが確認されました。今回の端末は、次期ミッドレンジモデルとして登場が予想されるAQUOS sense11とは異なる可能性が高く、2026年のAQUOSシリーズには、すでに発売されたAQUOS R11やAQUOS wish6、そして未発表のsense11とは別に、もう1機種が用意されている可能性が浮上しています。
FCCに謎のAQUOSが登場
今回確認されたのは、FCC ID「PYHRO00343」を持つ端末です。

認証情報を見ると、対応するLTEバンドが非常に限定的となっていることから、グローバル市場を想定したモデルというより、日本国内向けAQUOSの海外ローミング利用を目的とした端末である可能性が高そうです。
さらに、NFC Type-F、いわゆるFeliCaに対応していることも確認されています。FeliCaは日本向けスマートフォンで広く採用されているため、この点からも国内展開を前提としたモデルであることがうかがえます。

シャープは2026年にハイエンドのAQUOS R11を発売しており、AQUOS R11は日本と台湾で7月9日以降に順次発売されています。
一方、エントリークラスではAQUOS wish6が発表されており、日本では2026年9月中旬以降の発売が予定されています。
sense11ではなさそうな理由
今回のFCC認証が見つかったタイミングから考えると、当初は次期ミッドレンジモデルとなるAQUOS sense11ではないかとも考えられます。
しかし、Wi-Fiの対応状況を見ると、その可能性は低そうです。

今回の端末はWi-Fi 5(IEEE 802.11ac)までの対応にとどまり、Wi-Fi 6のax、特に6GHz帯には対応していないとされています。前モデルのAQUOS sense10はWi-Fi 6に対応しているため、sense11がここで対応規格を後退させるとは考えにくいでしょう。
むしろ、性能面ではsenseシリーズより下のエントリー~ロー・ミッドレンジに位置する端末と考えたほうが自然です。
wish6とは別のモデル?
では、最近発表されたAQUOS wish6なのかというと、こちらも疑問が残ります。

AQUOS wish6はすでにFCC認証を通過しており、シャープからも正式発表されています。6.6インチの120Hzディスプレイや5,000mAhバッテリーを搭載するほか、Dimensity 6300を採用したエントリーモデルです。
今回のFCC認証については、認証を行った機関がAQUOS wish6のときとは異なるとされているため、同一モデルとは考えにくいとの見方もあります。
もっとも、AQUOS wish6の派生モデルという可能性までは排除できません。キャリアや販売地域などに合わせて通信仕様を変更したバリエーションである可能性も考えられます。
今回の認証だけでは製品名や仕様までは判明していませんが、FCCに登場したタイミングと対応バンドを見る限り、日本向けAQUOSの新たなエントリークラス端末である可能性は十分にありそうです。
2026年のシャープはAQUOS R11、AQUOS wish6に加えて、今後AQUOS sense11の登場も予想されています。そこに今回の謎の端末まで加わるとなれば、今年のAQUOSシリーズは従来以上にラインアップが充実することになります。
現時点では正体不明ですが、AQUOS sense11とは別の新型モデルが存在する可能性を示す認証情報として、今後の動向が注目されます。


