
GoogleのPixel 11 Proに搭載された新機能「HiLight」が、オープンソースアプリによって一気に実用的になっています。HiLightは本体背面のライトを使って通知を知らせる機能ですが、発売時点では対応する通知が限られており、せっかくの新機能を十分に活用できない状態でした。
HiLight Studioで好きなアプリの通知に対応
そんなHiLightの可能性を広げているのが、「HiLight Studio」というアプリです。YouTuberとして活動するDhananjay Bhosale氏が開発したオープンソースアプリで、HiLightを任意のアプリや通知に利用できるようにします。
Pixel 11 ProのHiLightは、当初「Pixel Glow」という名称で開発されていた機能で、NothingのGlyphのような通知用ライトになるのではないかと期待されていました。しかし、実際に登場したHiLightは、Gemini関連の通知とお気に入りに登録した連絡先からの着信など、利用できる場面がかなり限定されています。
HiLight Studioを使えば、この制限を大きく広げられます。アプリごとに異なるライトエフェクトを割り当てることもできるため、画面を確認しなくても、どのアプリから通知が届いたのかをライトのパターンで判断できます。
さらに、複数のアプリをまとめて設定できるプリセットも用意されており、細かな設定を一つずつ行うのが面倒というユーザーにも使いやすい仕様になっています。
クイック設定や自動消灯にも対応
HiLight Studioにはクイック設定タイルも用意されているため、アプリを開かなくてもHiLightの機能をオン・オフできます。また、「おやすみモード」とも連動し、通知を制限している間はHiLight Studioも停止する仕組みになっています。
一方で、ライトを長時間点灯させ続けないための安全対策も盛り込まれています。HiLightは本来、頻繁に長時間使用することを想定した機能ではないとみられ、HiLight Studioでは10秒経過するとライトが自動的に減光します。
特定のアプリを開いている間にHiLightを利用する場合も、30秒経過すると自動的に消灯する仕様です。必要であれば設定からこの時間を延長することもできます。
Google純正機能よりも自由度が高い状態に
HiLightはPixel 11 Proの新機能として登場したものの、対応する通知が少ないことから、ユーザーによっては存在意義を感じにくい機能でもありました。
今回のHiLight Studioは、そうした制限を取り払い、HiLightをより一般的な通知ランプに近い形で利用できるようにしています。アプリごとに異なる光のパターンを設定できる点も、単純な通知ランプにはない面白さでしょう。
もちろん、Googleがあえて機能を限定している背景には、ライトの長時間使用などに関する安全面への配慮もあると考えられます。そのため、HiLight Studioを利用する場合も、ライトの点灯時間には注意したほうがよさそうです。
現時点では、HiLightを目的にPixel 11 Proを購入するユーザーは多くないでしょう。しかし、せっかく搭載された機能だけに、購入後の楽しみとして活用したいユーザーにとっては、HiLight Studioによって使い道が大きく広がったと言えそうです。今後Googleが純正機能として対応範囲を拡大するのかにも注目したいところです。

