
Microsoftが配信したWindows 11の最新オプションアップデート「26H2」で、ゲームやアプリが突然クラッシュする不具合が報告されています。システムの起動に失敗するケースも確認されており、特にゲームをプレイするユーザーにとっては注意が必要な状況です。
今回のアップデートは必須ではなく、すべてのユーザーに影響するわけではありません。Microsoftも一部のゲームやアプリでクラッシュが発生する可能性を認めており、次回のアップデートで修正する予定です。
「Fallout: New Vegas」などで問題が報告
今回の問題は、Windows 11 26H2をインストールした一部の環境で発生しています。
特に「Fallout: New Vegas」のユーザーからは、アップデート後にゲームが正常に動作しなくなったという報告が相次いでいます。Redditの同ゲーム関連コミュニティでも複数のユーザーが同様の問題を報告しており、ほかにも「Wardogs」などのゲームで影響が確認されています。
ただし、Microsoftによれば、この問題は26H2をインストールしたすべてのPCで発生するわけではありません。特定のゲームやアプリ、環境においてクラッシュが発生する可能性があるとされています。
また、ゲームだけでなく一般的なアプリにも影響する可能性があり、Windows 11の安定性に関わる問題となっています。
AC-3音声デコードが原因の一つか
Microsoftが確認した情報によると、今回のクラッシュにはWindows標準のAC-3(Dolby Digital)音声デコード機能が関係している可能性があります。
AC-3を利用するゲームやアプリでは、音量を変更したり、オーディオ設定を切り替えたり、特定の音声機能を使用した際に突然クラッシュするケースがあるとされています。
ゲームそのものに問題があるというより、Windows側の音声処理に関連した不具合が原因となっている可能性があるため、複数のゲームやアプリで同様の症状が発生することにつながっているとみられます。
Microsoftはすでに問題を把握しており、次回のアップデートで修正するとしています。ただし、現時点では修正版の具体的な配信時期については明らかにされていません。
アップデートを削除する方法もあるが注意が必要
現時点で問題を回避する方法の一つは、26H2をアンインストールして以前のWindows 11に戻すことです。
ただし、アップデートを削除したことで、今度はPCがメーカーのロゴ画面から先に進まなくなったという報告もあります。その場合、最終的にWindowsのクリーンインストールが必要になったケースもあるため、安易にアップデートの削除を行うのもリスクがあります。
特に仕事やゲームなどでPCを日常的に使用している場合は、復旧に必要なデータのバックアップを確保してから対応したほうがよいでしょう。
今回の26H2は必須アップデートではないため、まだインストールしていないユーザーであれば、Microsoftが修正版を配信するまで様子を見るという選択肢もあります。
Windowsの大型アップデートでは、配信直後に一部の環境で予期せぬ不具合が発生することがあります。今回のようにゲームの動作そのものに影響するケースでは、特にPCをゲーム用途で利用しているユーザーは、修正版が提供されるまで慎重にアップデートを判断したほうがよさそうです。

