
ソニーが開発を進めている次世代ゲーム機PlayStation 6(PS6)について、GPUに採用されると噂されているAMDの次世代アーキテクチャ「RDNA 5」によって、PS5を大きく上回る性能を実現する可能性が浮上しました。著名リーカーのMoore’s Law Is Dead(MLID)が、AMDの内部資料とされる情報をもとに、PS6の性能に関する興味深い見通しを明らかにしています。
AMDのシミュレーションではPS5の2倍超に
今回の情報は、Moore’s Law Is DeadがXbox関連のインサイダーとして知られるJez Corden氏とポッドキャストで話した内容から明らかになったものです。
MLIDによると、AMDの内部資料には、PS6向けとされる複数のハードウェア構成について、性能をシミュレーションした結果が記載されていたといいます。
その中には、PS5と比較してメモリ帯域幅が25%増加し、Compute Unit(CU)が33%増える程度の構成でも、PS6の性能がPS5の2倍を超えるという結果が含まれていたとされています。
ただし、これはあくまでAMDが社内で行ったシミュレーション結果とされるもので、実際の製品性能を示したものではありません。
さらにMLIDは、この資料が約2年前のものだとも説明しています。そのため、PS6の最終的な仕様が固まるまでにハードウェア構成や性能目標が変更されている可能性もあります。
過去のリークではPS5の3倍級との情報も
今回の情報が注目されるのは、以前から伝えられてきたPS6の仕様とも方向性が一致しているためです。
MLIDは2025年9月にもPS6について、AMDのRDNA 5をベースとした52~55基のCompute Unitを搭載し、CPUには最大10コアのZen 6を採用するとの情報を明らかにしていました。メモリ帯域幅は最大640GB/sになるとも伝えられています。
この構成が実現した場合、PS5と比較してラスタライズ性能は2.5~3倍、レイトレーシング性能は6~12倍に達する可能性があるとされています。
もちろん、こちらも現時点では公式情報ではありません。
PS5と比べるとハードウェアも大幅強化か
現行のPS5はRDNA 2ベースの36基のCUと8コアのZen 2 CPUを搭載し、メモリ帯域幅は448GB/sです。
一方、PS5 ProではCUが60基、メモリ帯域幅が576GB/sまで増強されています。CPUは8コアのZen 2を引き続き採用していますが、動作クロックは引き上げられています。
これに対して、過去のリークどおりPS6がRDNA 5と52~55基のCU、Zen 6、最大640GB/sのメモリ帯域幅を採用するのであれば、単純な世代交代にとどまらない大幅な性能向上になる可能性があります。
特にレイトレーシング性能については、次世代GPUアーキテクチャの進化によって、現行機とは大きな差が生まれることが期待されます。
発売時期や価格はまだ不透明
PS6の発売時期についても正式な発表はありませんが、これまでの情報では2027年または2028年の登場が予想されています。
ただ、性能が大幅に向上すれば、それだけ製造コストや本体価格への影響も気になるところです。PS6が高性能化する一方で、ユーザーが手を出しやすい価格を維持できるのかは、今後の大きなポイントになりそうです。
今回の情報はあくまでリークであり、PS6の最終仕様を示すものではありません。それでも、AMDのRDNA 5が採用されるとの見方が正しければ、PS6はPS5からかなり大きな性能ジャンプを遂げる可能性があります。今後はGPUだけでなく、CPUやメモリ、価格、そしてPS5との後方互換性についても、さらに具体的な情報が出てくることに期待したいところです。


