
次世代ゲーム機「PS6」への期待が高まる一方で、その価格や発売時期を巡る懸念が一段と強まっています。
海外メディアは、MicrosoftがXbox Series X|Sを販売するたびに約150ドル(約2万4000円)の赤字を抱えていると報じました。この状況は、ゲーム機メーカー全体が直面している厳しいコスト環境を浮き彫りにしており、PS6にも少なからず影響を与える可能性があります。
Xboxは値上げ後も赤字販売が続く見通し
報道によると、MicrosoftはXbox Series X|Sを1台販売するごとに約150ドルの損失を出しているとのことです。
さらに、8月から実施される本体価格の値上げ後も赤字は解消されず、採算割れの状態が続くとされています。
例えば、1TB版のXbox Series Xは8月以降800ドルで販売される予定ですが、それでも製造コストを十分に回収できない見込みです。
発売から約6年が経過したゲーム機でここまで価格が上昇している背景には、AI向け需要の拡大によるメモリ価格の高騰があると指摘されています。
AI需要がゲーム機の製造コストを押し上げる
近年はAIサーバー向けの高性能メモリ需要が急増しており、その影響でゲーム機にも使用されるメモリ部品の価格が上昇しています。
こうした状況はMicrosoftだけでなく、SonyやNintendo、Valveなどゲーム機メーカー全体に影響を及ぼしているとみられます。
特に次世代機は、現行機よりも高速なメモリや高性能な半導体を採用することが予想されているため、製造コストはさらに膨らむ可能性があります。
PS6も価格設定が大きな課題に
PS6については、コストを抑えた設計や携帯ゲーム機との連携など、さまざまな計画が進められていると噂されています。
しかし、現在の部品価格の高騰が続けば、それらの取り組みだけで価格上昇を吸収するのは難しいかもしれません。
一部では、PS6の価格が1000ドル(約16万円)を超える可能性も取り沙汰されていますが、一般ユーザーに受け入れられる価格帯を維持できるかは大きな課題となりそうです。
また、部品価格が2030年頃まで高止まりするとの見方もあり、コスト低下を待つためにPS6の発売時期を見直す可能性も完全には否定できません。
次世代ゲーム機は転換点を迎える可能性も
性能向上に伴う開発費や部品コストの上昇は、ゲーム機市場全体に大きな変化をもたらしつつあります。
仮にPS6が大幅な価格上昇を余儀なくされれば、従来のように発売直後から幅広いユーザーへ普及するシナリオは描きにくくなるかもしれません。
そのため、SonyはPS5とPS6の両世代向けタイトルを並行して展開し、移行期間をこれまで以上に長く設ける可能性も考えられます。
もっとも、今回の内容は海外メディアによる分析や業界関係者の見方を中心としたものであり、SonyやMicrosoftがPS6の価格や発売時期について正式に発表したものではありません。
それでも、AI需要による部品価格の高騰がゲーム機市場全体へ影響を与えていることは事実であり、PS6をはじめとする次世代ゲーム機の価格や戦略は、今後も大きな注目を集めることになりそうです。


