
Motorolaが一部機種向けに配信しているAndroid 17ベータ版から、多数の新機能やデザイン変更が明らかになりました。これまでアップデート提供の遅さが指摘されることも多かったMotorolaですが、Android 17ではAI機能の強化やユーザーインターフェースの刷新など、ソフトウェア体験を大きく改善するアップデートになる可能性があります。
AIアシスタントや新UIを搭載
現在、Moto Edge 60 Proなど一部機種にAndroid 17ベータ版が提供されており、ユーザーから新機能の詳細が報告されています。
主な追加機能としては、独自AIアシスタント「Qira」の搭載が挙げられます。また、フロントカメラ周辺に情報を表示する「Dynamic Island」風のライブアップデート機能も追加され、通知や進行中の情報をより見やすく確認できるようになるようです。
さらに、バイブレーション性能の改善も行われ、操作時のフィードバックがこれまで以上に自然になったとされています。
HelloUIも大幅リニューアル
Motorola独自の「HelloUI」にもさまざまな変更が加えられています。
クイック設定のタイルはサイズ変更に対応し、音量スライダーはPixelシリーズに近いデザインへ刷新される見込みです。また、アプリドロワーも細かく改善されており、背景ぼかしの強化やフォルダー表示の変更など、視認性や使い勝手の向上が図られています。
報告されている変更点は以下の通りです。
- フォルダー表示が2×2から3×3へ変更
- フォルダー作成ボタンを追加
- アプリ名表示を省略
- アプリ全体のアイコンカラーを統一
- 検索バーからMoto AIを削除
- 背景のぼかし効果を改善
システム全体にも細かな改良
Android 17ベータ版では、このほかにも数多くの変更が確認されています。
新しいWi-Fi・モバイル通信・バッテリーアイコンの採用に加え、設定画面のデザイン変更やカスタマイズ項目の追加、クラウド連携機能「Smart Connect」、通知管理システムの刷新などが含まれています。
さらに、アプリアイコンの色を統一する「Tinted Icons」や、アプリ起動・終了時のアニメーション改善、ステータスバーアイコンの刷新も実施されています。
アップデート容量は約5GBとされており、大規模なシステム更新となるようです。
一部では発熱の報告も
ベータ版を試したユーザーからは、「非常に良いアップデート」と評価する声がある一方で、端末がやや発熱しやすくなったという報告も確認されています。
ベータ版であることを考えると、不具合や最適化不足が残っている可能性もあり、今後のアップデートで改善されることが期待されます。
正式版は今後数か月以内に登場か
現在Android 17ベータ版は、インドやブラジルなどの一部地域で、Motorola Signature、Moto Edge 70シリーズ、Moto Edge 60 Pro向けに提供されています。
ベータ版を利用するには、Motorola Communityから「Motorola Feedback Network」に登録し、対象機種でベータプログラムへ参加する必要があります。
Motorolaは例年、正式版Androidの配信が比較的遅い傾向にありますが、今回もAndroid 17の正式版は2026年第3四半期後半から第4四半期、つまり8月から10月頃に順次提供される可能性が高いとみられています。
今回のベータ版を見る限り、Android 17では見た目の変化だけでなく、AI機能や操作性にも大きな手が加えられるようです。正式版までにさらなる機能追加や最適化が行われる可能性もあり、今後の続報にも注目が集まりそうです。


