
シャープの最新フラッグシップモデル「AQUOS R11」が、いよいよ7月9日に発売となります。最新の「Snapdragon 8s Gen 4」を搭載した期待の新星ですが、発売を前にして気になるベンチマークデータが明らかになりました。
なんと、3世代前のモデルである「AQUOS R8」とCPU性能(Geekbenchスコア)がほとんど変わらない、という結果が出ているのです。
AQUOS R11 vs AQUOS R8 ベンチマークスコア比較
AQUOS R11に搭載されている「Snapdragon 8s Gen 4」は、従来のコア構成からさらに2つ削られた「ヘキサコア(6コア)」バージョンとなっており、通常のチップに比べてベンチマーク性能が抑えられていることが分かっています。

一方、3世代前のAQUOS R8は、当時の最高峰チップ「Snapdragon 8 Gen 2(8コア)」を搭載しています。それぞれのGeekbenchスコアの平均値と中央値を比較した結果が以下の通りです。
| モデル (搭載SoC) | 指標 | シングルコア | マルチコア |
| AQUOS R11 (Snapdragon 8s Gen 4) | 平均値 | 1,897.2 | 5,324.6 |
| 中央値 | 1,908 | 5,322 | |
| AQUOS R8 (Snapdragon 8 Gen 2) | 平均値 | 1,893.4 | 5,008.4 |
| 中央値 | 1,992 | 5,084 |
数値を見ると一目瞭然ですが、シングルコア・マルチコアともに両者の性能差はごくわずかです。マルチコアの平均値においてはAQUOS R11がややリードしているものの、体感できるほどの差ではないと言えます。
性能はほぼ互角、しかし価格差は「4倍」
ここで注目したいのが、両モデルの圧倒的な「価格差」です。
新発売となるAQUOS R11のSIMフリー版の価格は163,900円。最新フラッグシップにふさわしい価格設定となっています。
一方のAQUOS R8は、すでに新品の販売は終了しているものの、現在AmazonなどのECサイトでは、状態の良い「整備済み品」が約4万円前後で流通しています。つまり、最新モデルの4分の1以下の予算で手に入れることができるのです。
メモリやカメラ、サポート期間の差をどう見るか
もちろん、3世代の進化がまったくないわけではありません。
- メモリ容量: R11は12GB、R8は8GB
- カメラ性能: センサーや画像処理エンジンの刷新
- OSアップデート期間: 最新モデルならではの長期サポート
上記のようなスペック面での優位性は当然AQUOS R11にあります。しかし、「普段使いやゲームにおける純粋な処理能力」という点においては、3世代前のAQUOS R8が今なお現役で通用する実力を持っていることも事実です。
「最新のサポートや大容量メモリ、カメラにこだわりたい」という方はAQUOS R11一択となりますが、「コストパフォーマンスを最優先し、手軽に高性能なスマホが欲しい」という方にとっては、約4万円で購入できる整備済み品のAQUOS R8は、今あえて狙う価値のある非常に魅力的な選択肢と言えそうです。
