
Sony Interactive Entertainment(SIE)が、PCへ移行したユーザーをPlayStationに呼び戻すための戦略を明らかにしました。投資家向けQ&Aでは、携帯型PS6とみられる新型ハードや独占タイトルの強化、周辺機器の拡充などを進める方針が示されています。
PCへ移ったユーザーの呼び戻しを狙う
投資家説明会では、新型コロナ禍をきっかけにPCゲームへ移行したユーザーをどのようにPlayStationへ戻すのか、という質問が寄せられました。
これに対しSIEの西野秀明社長らは、「PlayStationはリビングで遊ぶもの」というイメージを広げるため、ゲーミングモニターやスピーカーなどの周辺機器を展開していると説明しました。
すでに240Hz表示に対応したゲーミングモニターや、INZONEブランドのゲーミングキーボード、マウスなども販売されており、PCゲーマーを意識した製品ラインアップが拡充されています。
携帯型PS6の存在を改めて示唆か
説明会では今後について、「リビングを超えてシームレスに楽しめる新しい利用スタイル」を実現していく方針も示されました。
具体的な製品名は明かされませんでしたが、以前から噂されている携帯型PS6を示唆している可能性があります。
これまでのリークでは、携帯型PS6はAMD製のカスタムAPUを採用し、PS4やPS5、PS6向けタイトルに対応する可能性があると伝えられています。
また、西野社長は先日、ファミ通のインタビューでも携帯型ゲーム機を連想させる発言をしており、関連製品への期待が高まっています。
独占タイトルも重要な武器に
SIEは投資家向けQ&Aの中で、自社開発タイトルの販売本数は全体の一部に過ぎないものの、「ユーザーがPlayStationを選ぶ大きな理由になっている」と説明しています。
そのため、今後は独占タイトルの価値をより重視する戦略を取る可能性があります。海外では、シングルプレイ作品をPCへ展開する方針を見直すとの報道も出ています。
近年は携帯型ゲーミングPCやWindows搭載携帯ゲーム機の選択肢が急速に増えており、競争はこれまで以上に激しくなっています。Sonyが携帯型PS6や独占タイトル、周辺機器を武器にPCユーザーを再びPlayStationへ引き戻せるのか、今後の動向に注目が集まりそうです。

