
ソニーの最新フラッグシップスマートフォン「Xperia 1 VIII」のレビューが海外で公開され、その中でも本体の品質に関する評価が大きな注目を集めています。レビューを掲載したのは英国の老舗テクノロジーメディア「Trusted Reviews」で、デザイン自体は高く評価しながらも、外装の仕上げについては厳しい評価を下しています。
Trusted Reviewsとは
Trusted Reviewsは2003年から運営されている英国の大手レビューサイトで、スマートフォンをはじめPCや家電製品など幅広いジャンルを扱う老舗メディアです。
製品レビューは実機を長期間使用した上で掲載されることが多く、海外では信頼性や権威のあるレビューサイトの一つとして知られています。そのため、今回のような厳しい指摘は単なる第一印象ではなく、実際の使用感に基づく評価として受け止める必要がありそうです。
見た目は美しいが、細部の仕上げに不満
レビューでは、Xperia 1 VIIIのデザインについて「離れて見ると非常に美しい」と高く評価しています。
特にガーネットレッドモデルや、新デザインのスクエア型カメラユニット、マット仕上げのガラス背面などはミニマルで洗練された印象を与えるとしています。

しかし、実際に手に取ると印象は大きく変わると指摘しています。
最も厳しく批判されているのが、本体背面ガラスとアルミフレームの接合部です。ガラスパネルがフレームと完全に密着しておらず、ごくわずかな隙間が存在するとしており、この隙間には時間の経過とともにホコリや衣類の繊維などが溜まりやすいと説明しています。

レビューでは、この点を「ビルドクオリティが低い」と評価する大きな理由として挙げています。
背面の質感や耐久性にも厳しい評価
さらに、背面ガラスの質感についても辛口です。
従来のXperiaシリーズは適度なグリップ感が魅力だった一方、Xperia 1 VIIIは「極めて細かいサンドペーパーのよう」と表現されるほどザラつきが強く、長時間持ち続けたいと思える質感ではないとしています。

また、角張ったカメラユニットが指に当たりやすい点も不満として挙げられています。

そのほかにも、
- SIMトレイと本体フレームの色味が微妙に異なる
- Widebandアンテナ部分のカバーもアルミフレームと色が一致していない
- 通常使用にもかかわらず、本体側面の塗装が一部剥がれてしまった
など、細部の仕上げや耐久性について複数の問題点を指摘しています。
一方で従来のXperiaらしい魅力は評価
もっとも、レビュー全体が否定的というわけではありません。
3.5mmイヤホンジャックやmicroSDカードスロットを継続搭載している点、パンチホールのないディスプレイ、物理シャッターボタン、ステレオスピーカーなど、Xperiaシリーズならではの特徴については引き続き高く評価しています。
側面指紋認証センサーについても誤認識は多少改善されていると評価されており、デザイン以外の完成度については比較的好意的な内容となっています。
今回のTrusted Reviewsのレビューを見る限り、Xperia 1 VIIIで最も厳しい評価を受けているのは外装の品質です。デザインコンセプトそのものは評価されている一方で、実際の組み立て精度や質感、細部の仕上げについては、価格に見合わないとの印象を持ったようです。信頼性の高いレビューサイトがここまで厳しい指摘を行っている点は、購入を検討しているユーザーにとって気になる材料の一つと言えるかもしれません。


