
スマートフォン向けカメラセンサー市場では長らくソニーが高いシェアを持ち、「一強」とも言われてきました。しかし近年、中国スマートフォンメーカーの間でサムスン製の2億画素「ISOCELL」センサーの採用が広がっており、勢力図に変化が見え始めているようです。
特にフラッグシップからミドルレンジまで幅広い価格帯で採用が進んでおり、サムスン製センサーの存在感は着実に高まっています。
中国メーカーで急増するISOCELL採用

2025年1月から2026年6月にかけて中国市場で発売されたスマートフォンを見ると、サムスン製200MP ISOCELLセンサーを採用するモデルが多数確認されています。
ISOCELL HP5
- Oppo Reno 16 Pro(メイン)
- Oppo Reno 16(メイン)
- Vivo iQOO 15T(メイン)
- Oppo Find N6(メイン)
- iQOO Z11 Turbo(メイン)
- Oppo Reno 15 Pro(メイン)
- Oppo Reno 15(メイン)
- Vivo Y500 Pro(メイン)
- Realme GT 8 Pro(望遠)
- Oppo Find X9 Pro(望遠)
- Oppo Find X9s Pro(望遠)
ISOCELL HPB
- Vivo X Fold 6(メイン)
- Vivo X300s(メイン)
- Vivo X300(メイン)
- Vivo X300 Pro(望遠)
ISOCELL HP0
- Vivo X300 Ultra(望遠)
ISOCELL HPE
- Oppo Find X9s Pro(メイン)
- Xiaomi 17 Ultra(望遠)
- Redmi Note 15 Pro(メイン)
ISOCELL HP2
- Galaxy S26 Ultra(メイン)
- Galaxy Z TriFold(メイン)
- Galaxy Z Fold 7(メイン)
- Galaxy S25 Edge(メイン)
ISOCELL HP3
- Honor 600 Pro(メイン)
- Honor 600 Super Edition(メイン)
- Honor 500 Pro(メイン)
- Honor 500(メイン)
- Honor Magic V Flip 2(メイン)
- Honor 400 Pro(メイン)
- Honor 400(メイン)
ISOCELL HP9
- Honor Magic 8 RSR(望遠)
- Honor Magic 8 Pro(望遠)
- Vivo X200 Ultra(望遠)
- Xiaomi 15 Ultra(望遠)
ソニーとサムスン、二強構造に変化の兆し
従来のモバイル向けイメージセンサー市場では、ソニーの存在感が圧倒的とされてきました。一方で今回のように、中国メーカー各社がサムスン製200MPセンサーを幅広いモデルに採用している状況は、サムスンのシェア拡大を示す動きとも受け取れます。
特に最近は、メインカメラだけでなく望遠カメラにも高画素センサーを採用する傾向が強まり、用途の広がりとともにサムスン製センサーの採用機会も増加しています。
とはいえ、依然としてソニーのセンサーはハイエンド市場で強い競争力を持っており、完全な勢力逆転というよりは「二強構造の変化」に近い状況といえそうです。
今後も中国メーカーを中心にカメラ性能競争は続く見込みであり、ソニーとサムスンの競争が市場全体の進化をさらに加速させる可能性があります。


