
Samsungの次期フラッグシップタブレット「Galaxy Tab S12」シリーズについて、再びSnapdragonではなくMediaTek製チップが採用される可能性が浮上しました。これまでの流れを踏まえると、同社のタブレット向けチップ戦略は引き続き大きく変わらない可能性があります。
Dimensity 9500の記述がコード内で発見
今回の情報は、SamsungのAI Coreアプリ内のコード解析から明らかになったものです。そこには「MT6993」という型番が記載されており、これはMediaTekの次世代ハイエンド向けチップ「Dimensity 9500」に対応する識別子とされています。
製品名としてGalaxy Tab S12が直接記載されていたわけではありませんが、関連する新型デバイス向けの構成情報として示唆されている形です。
SamsungはすでにGalaxy Tab S10およびTab S11シリーズでもMediaTek製チップを採用しており、今回も同じ路線を継続する可能性が高いと見られています。
AI機能強化を意識した設計が浮上
同じコード内には、チップに関連するとみられるAI機能の記述も含まれていました。具体的には、AI生成壁紙、画像の拡張処理、生成編集、そしてオンデバイスでの「ハーモナイゼーション」などが挙げられています。
この「ハーモナイゼーション」は詳細が明らかではないものの、画像の要素を自然に調整し、よりリアルな仕上がりに近づける技術を指す可能性があります。近年のタブレットにおけるAI活用の流れを踏まえると、写真編集やクリエイティブ用途を強く意識した機能と考えられます。
性能はSnapdragonに及ばずも実用性は十分
Dimensity 9500は、最上位のSnapdragonチップと比べると純粋なCPU性能では劣るとされますが、それでも十分に高性能なSoCです。実際、過去の搭載例ではグラフィックス性能の高さが評価される場面もありました。
例えばOppo Find X9 Proでは、GPU性能が良好なパフォーマンスを発揮したとされており、日常利用やクリエイティブ用途では大きな不満は出にくいと見られます。
タブレット市場ではバランス重視の流れも
タブレット市場では、スマートフォンほど極端な処理性能が求められるケースは多くありません。そのためSamsungは、Sペン対応やマルチタスク機能、そしてAI機能の強化といった総合的な使い勝手を重視していると考えられます。
仮にGalaxy Tab S12シリーズでもMediaTek採用が続く場合でも、性能面だけでなく機能面を含めたバランス重視の設計が維持される可能性が高そうです。
