Trump Phoneの実現性に再び疑問 予約金支払いでも発売保証なしに

Trump Mobileが展開を進めているスマートフォン「T1 Phone」をめぐり、その実現性に改めて疑問の声が強まっています。最新の利用規約改定により、予約時に支払う100ドルのデポジットが「製品販売や製造を保証するものではない」と明記されたためです。

当初は2025年発売予定として大きく発表された同端末ですが、度重なる延期や仕様変更もあり、現在では「本当に発売されるのか」という見方が広がっています。

利用規約に追加された気になる文言

今回注目を集めているのは、Trump Mobileが4月に更新した予約規約です。

新しい規約では、100ドルの予約金について「将来的にTrump Mobile側が独自判断で販売を決定した場合に限り、購入機会を得られる条件付きのもの」と説明されています。

さらに、「予約金は購入契約そのものではない」とも明記されており、予約したとしても製品が実際に発売される保証はない状態になっています。

加えて、同社はT1 Phoneが商用化される保証も、生産開始の保証も行わないとしています。

発売延期が続くT1 Phone

T1 Phoneは、Trump Organizationが2025年に発表したスマートフォンで、当初は2025年9月発売予定とされていました。

しかし、その後発売時期は何度も延期され、現在に至るまで正式発売には至っていません。

今回の規約変更によって、「そもそも製品化自体が不透明になっているのではないか」という見方がさらに強まっています。

なお、すでに予約金を支払ったユーザーについては、カスタマーサポート経由で返金申請が可能とされています。プロジェクト中止時には自動返金を行うとも説明されています。

「Made in America」表記も途中で変更

T1 Phoneは当初、「Made in America」を前面に押し出したスマートフォンとして発表されていました。

しかし、その後この表現は削除され、代わりに「American-Proud Design」といった曖昧な表現へ変更されています。

製造体制や実際の生産国については現在も詳細が不透明なままです。

デザイン変更も二転三転

T1 Phoneはデザイン面でも迷走が続いていました。

初期イメージでは金色のiPhone風デザインが使われ、その後はGalaxy S25 Ultraに酷似した画像へ変更。さらに今年2月には、Trump Mobile幹部が最終デザインとされる実機を公開しましたが、それまでのイメージとは大きく異なるものでした。

ただし、その後も通信認証や販売準備に関する具体的な進展は確認されていません。

一時はT-Mobile認証を3月までに取得予定とされていましたが、現時点でT-Mobile側から正式発表は出ていない状況です。

「T1 Ultra」計画も存在

Trump Mobileは現在、「T1 Ultra」と呼ばれる上位モデルについても開発を進めているとしています。

ただ、現時点では通常モデルすら正式発売に至っておらず、T1 Ultraが実際に市場投入されるかは不透明です。

近年はブランドイメージを前面に押し出したスマートフォン事業も増えていますが、T1 Phoneについては、現段階では製品よりも“計画”だけが先行している印象が強まっています。

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