
先日正式発表されたソニーの最新フラッグシップ、Xperia 1 VIII。同モデルは数週間前に米国認証機関、FCCの認証通過をしており、従来モデルとは異なる興味深い変化が見つかり、注目を集めています。
今回のポイントは、認証試験を担当した企業の違いです。
認証テスト企業が中国から台湾へ変更
FCC認証の資料を確認すると、前モデル「Xperia 1 VII」では中国企業がテストを担当していたのに対し、「Xperia 1 VIII」と見られる新型機では台湾企業が試験を行っていることが分かります。

Xperia 1 VII認証通過資料

スマートフォンメーカーの多くは、FCC認証に必要な試験を外部企業へ委託していますが、同じメーカーの同じシリーズで委託先の国が変わるケースはそれほど多くなく、今回の動きには一定の意味があると考えられます。
ちなみに、Xperiaフラッグシップをタイの自社工場で生産していた頃のXperia 1 IV、1 V、1 VIの試験委託先は米国の企業でした。
生産拠点変更の可能性も浮上
認証試験の委託先が台湾だからといって、それが生産委託先も台湾になったことを意味するわけではありません。
しかし、もし「Xperia 1 VIII」が前モデルと同じ製造委託先である場合、あえて認証テストだけ別の国に切り替えるのはやや不自然です。このため、製造自体も中国から台湾、あるいは別の地域へ移っている可能性が指摘されています。
Xperia 1 VIIでは初の中国委託生産を採用
ソニーは「Xperia 1 VI」を最後に自社工場でのスマートフォン生産を終了し、「Xperia 1 VII」では初めてフラッグシップ機の製造を中国企業に委託しました。
しかし、このXperia 1 VIIでは発売直後に基板不良が発覚し、大規模な回収・修理対応が実施される事態となりました。Xperiaシリーズとしては過去に例の少ない規模の初期不良であり、ブランドイメージにも影響を与えたと見られています。
生産体制見直しならユーザー評価にも影響か
こうした経緯もあり、ユーザーの間では中国での委託生産に対して不安視する声が一定数存在しています。
そのため、仮に「Xperia 1 VIII」で生産委託先が台湾や他地域の企業へ変更されている場合、品質面での改善を期待する声が強まる可能性があります。
認証情報が示す次期モデルの変化
今回のFCC資料から判明したのはあくまで認証試験の委託先の変化に過ぎませんが、その背後には生産体制の見直しという大きな動きが隠れている可能性もあります。
ソニーのフラッグシップ戦略において、「Xperia 1 VIII」がどのような形で登場するのか。品質面を含めた今後の動向に注目が集まりそうです。

