Pixel 10aとPixel 10の性能差検証 CPUは順当進化もGPUは旧世代が圧倒的優位に

Googleが国内向けに発表した最新モデル「Pixel 10a」。日本限定カラーの展開など、同社の国内市場への注力度がうかがえる1台となっています。

一方で注目されるのが、その搭載チップです。Pixel 10aにはTensor G4が採用されており、従来のaシリーズとは異なり、同世代ではなく前世代のSoCを引き続き使用するという異例の構成となっています。

異例のSoC据え置き 上位モデルとの差は?

これまでのPixel aシリーズは、直近のフラッグシップと同系統のチップを採用するのが通例でした。しかし今回のPixel 10aは、Pixel 9シリーズと同じTensor G4を搭載しており、シリーズ初の据え置きモデルとなっています。

そのため、最新のTensor G5を搭載する「Pixel 10」との性能差がどの程度あるのかが気になるところです。

CPU性能は順当にPixel 10が上

まずはGeekbench 6.0のCPUスコアを見てみると、結果は比較的分かりやすいものとなっています。

Pixel 10aのシングルコアはおおよそ1700前後、マルチコアは4000前後で推移しているのに対し、Pixel 10はシングルコアで2200前後、マルチコアでは5500〜6000前後に達しています。

このことから、CPU性能についてはTensor G5を搭載するPixel 10が順当に1世代分上回っていると言えます。日常操作やアプリの処理速度といった面では、Pixel 10の方が明確に余裕があるでしょう。

GPUはまさかの逆転 Pixel 10aが大幅リード

一方で、GPU性能については非常に興味深い結果となっています。

Pixel 10aはOpenCLスコアで約8700〜10000前後を記録しているのに対し、Pixel 10はおおよそ4000台にとどまっており、GPU性能では旧世代のTensor G4を搭載するPixel 10aの方が圧倒的に高スコアとなっています。

通常であれば新世代チップの方がGPU性能も向上するのが自然ですが、今回の結果はそれとは逆の傾向を示しています。ドライバ最適化や測定条件の影響も考えられるものの、少なくとも現時点のベンチマークでは大きな差が確認されています。

用途によって評価が分かれる可能性

この結果から、CPU性能を重視する場合はPixel 10、ゲームやグラフィック処理を重視する場合はPixel 10aという、用途によって評価が分かれる可能性も見えてきます。

特にGPU性能が重要となるゲーム用途では、ベンチマーク通りであればPixel 10aの方が有利に働く場面もあるかもしれません。

とはいえ、今回のスコアはあくまでベンチマーク上の結果であり、実際のゲームパフォーマンスや発熱、最適化状況などによって体感は変わる可能性があります。

シリーズ初のSoC据え置きという異例の構成となったPixel 10aですが、単なる廉価モデルにとどまらない、興味深いポジションの1台になっていると言えそうです。

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Pixel 10シリーズ
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