
携帯型ゲーミングPCを手がけるAYANEOは、最新モデル「NEXT 2」の予約受付を一時停止したと発表しました。背景にはSSD価格の急騰があり、製造コストが販売価格を上回る事態に陥っているとしています。
SSD価格の急騰で販売継続が困難に
同社によると、中国の春節以降、ストレージ価格が大幅に上昇。想定を大きく上回る水準となり、製品全体のコストが現在の販売価格を大きく超えてしまったと説明しています。
NEXT 2は発表当初、32GBメモリと1TBストレージ構成で1799ドルからとされていましたが、こうした価格では採算が取れない状況になったようです。
すでに注文済み分は出荷へ
今回の対応により、NEXT 2はすべての販売チャネルから一時的に取り下げられました。ただし、Indiegogoなどで既に注文しているユーザーに対しては、予定通り製品を出荷する方針です。
今後は新規の予約受付は停止され、価格や市場環境が落ち着くまで販売は見送られる見込みです。
想定以上のコスト上昇
AYANEOは、発売前からメモリやSSDの価格上昇を認識していたものの、当初は利益が出なくても販売を継続する方針だったとしています。しかし、その後も価格は上昇を続け、現在では製品コストが当初の販売価格のほぼ倍に達する水準にまで膨らんでいるとのことです。
この状況が続けば、同構成モデルは3000ドルを大きく超える価格帯になる可能性も指摘されています。上位モデルについても、当初の価格設定ですら販売が難しい状況だったとみられます。
今後の販売再開に期待
なお、NEXT 2自体が中止されたわけではなく、あくまで販売の一時停止にとどまっています。メモリやSSDの価格が安定すれば、改めて販売が再開される可能性があります。
今回の動きは、半導体やストレージ価格の変動が製品価格に大きな影響を与える現状を改めて示すものといえます。今後、同様の影響が他のメーカーや製品にも広がるかどうかにも注目が集まりそうです。


