
世界的なRAM不足の影響がスマートフォン市場にも広がる中、Xiaomiが次期フラッグシップモデルで最上位チップの採用を見送る可能性があるとの情報が浮上しています。これまで同社はハイエンドモデルにおいて常に最上級のスペックを投入してきましたが、今回は事情が異なるかもしれません。
RAM不足がスマホ製造コストを直撃
現在、RAMの供給不足は幅広い電子機器に影響を及ぼしています。メモリモジュールの価格上昇に加え、GPUなどの主要パーツも値上がり傾向にあり、メーカー各社の製造コストは確実に押し上げられています。
こうした状況はスマートフォンやタブレット、ノートPCといったモバイル製品も例外ではありません。特にフラッグシップ機は高性能な部品を多数採用するため、コスト増の影響を受けやすい分野です。
Xiaomi 18シリーズは「Pro」非搭載の可能性
中国の著名リーカーDigital Chat Station氏によると、Xiaomiは次期「Xiaomi 18」「Xiaomi 18 Pro」「Xiaomi 18 Pro Max」において、Qualcommの最上位SoCとされる「Snapdragon 8 Elite Gen 6 Pro」を採用しない可能性があるとのことです。
代わりに、やや下位モデルとなる「Snapdragon 8 Elite Gen 6」やMediaTekの「Dimensity 9600」を採用する見込みとされています。いずれも性能は高いものの、最上位版と比べればコストを抑えられるチップです。
フラッグシップでありながら最上位版を避けるという判断は異例ともいえますが、部材価格の高騰を背景に、価格競争力を維持するための現実的な選択とも考えられます。
「Xiaomi 18 Ultra」には最上位チップ搭載か
一方で、シリーズ最上位に位置づけられるとみられる「Xiaomi 18 Ultra」については、状況が異なる可能性があります。海外メディアの指摘では、このモデルには「Snapdragon 8 Elite Gen 6 Pro」が搭載される公算が高いとされています。
Ultraモデルはブランドの象徴ともいえる存在であり、最高性能を求めるユーザーに向けた位置づけです。そのため、Qualcommの最上位チップを採用するのは自然な流れといえるでしょう。
2nmプロセス採用もコスト増の要因に
さらに、Xiaomiが次期モデルで2nmプロセスを採用する計画があることも、今回の判断に影響しているとみられています。2nm世代は製造コストが非常に高く、これに最上位のProチップを組み合わせれば、端末価格への影響は避けられません。
結果として、標準モデルやProモデルではコストバランスを重視し、Ultraのみで最上位構成を採用するという戦略も十分に考えられます。
現時点ではいずれも噂段階であり、Xiaomiからの正式発表はありません。ただ、RAM不足という外的要因が製品構成にまで影響を及ぼしているとすれば、今後ほかのメーカーにも同様の動きが広がる可能性があります。次期フラッグシップの詳細が明らかになるまで、引き続き注目が集まりそうです。


