
Googleは、Pixel 6以降のPixelスマートフォンを対象に、Android 16の最新ベータ版アップデートの配信を開始しました。対象には最新モデルのPixel 10も含まれています。今回の更新は新機能の追加よりも、日常利用で不満が出やすかった不具合の修正に重点を置いた内容となっており、全体的な安定性の向上が図られています。なお、このAndroid 16ベータは一部の国で提供されていますが、日本は現時点で対象外となっています。
バッテリー消費と充電制御の問題を改善
多くのPixelユーザーから不満が出ていたのが、夜間に机の上に置いているだけでバッテリーが大きく減る現象です。今回のアップデートでは、バックグラウンドで動作するアプリの制御が見直され、この不自然な電池消費が抑えられるとしています。
あわせて、充電上限を80%に設定しているにもかかわらず、意図せず100%まで充電されてしまう不具合も修正されました。バッテリーの劣化を気にするユーザーにとっては、ようやく設定通りに動作する形になります。
動作のもたつきや折りたたみモデルの不具合を解消
操作の快適さも改善されています。アプリ一覧画面をスクロールしようとすると固まってしまう問題が修正され、全体的なレスポンスが向上しました。
また、折りたたみ式Pixelで報告されていた、外側の小さな画面から内側の大画面へ切り替える際にシステムがクラッシュする不具合も解消されています。画面切り替えがスムーズになり、安心して使えるようになりました。
通話や業務アプリに関する細かな修正も
日常的に使う機能に関する修正も含まれています。Wi-Fi通信が遅くなる問題や、着信に気付かないケースにつながっていた不具合が改善されました。通話中にスピーカーへ切り替えた際、一瞬不自然な間が空く挙動も修正されています。
さらに、仕事でPixelを使っているユーザーにとっては重要な点として、TeamsやOutlookといった業務用アプリが起動直後にクラッシュする問題も解消されました。
マルチタスク画面での写真保存仕様が変更
一方で、仕様変更もあります。これまで最近使ったアプリ画面から写真を長押しすることで、スクリーンショットを撮らずに直接保存できましたが、この保存ボタンが削除されました。現在はコピーや共有のみが可能となっており、画像を保存するには一手間増える形になります。
今回のAndroid 16ベータ最新版は、派手な新機能こそありませんが、Pixelを日常的に使う上で気になりやすい不具合を着実に改善する内容となっています。ただし、日本は配信対象国から外れており、国内ユーザーは正式版や今後の対応を待つ必要がありそうです。安定性を重視するアップデートだけに、日本での提供時期にも注目が集まります。
