Nothing OS 4.0、オープンベータ版を公開 ─ Phone (3)や(2)シリーズが対象に

Nothingは、最新の独自UI「Nothing OS 4.0」のオープンベータプログラムを正式に開始しました。Android 16をベースとする本アップデートでは、新機能の先行体験が可能となっており、対象端末のユーザーは一足早く最新のUIを試すことができます。

Phone (3)にAI使用状況ダッシュボードを搭載

Nothing OS 4.0の大きな特徴として、Phone (3)には「AI Usage Dashboard」が新たに導入されました。これにより、バックグラウンドでのAIの動作状況が可視化され、どの場面でAIが利用されているのかを把握できるようになります。あわせて、ロック画面やAOD(常時表示ディスプレイ)のパフォーマンス向上、ネットワーク安定性の改善といったシステム全体の強化も行われています。

カメラ機能の進化 ─ “Stretch”プリセットを追加

Phone (2)、Phone (2a)、Phone (2a) Plusでは、写真家ジョーダン・ヘミングウェイ氏と共同開発されたカメラプリセット「Stretch」が利用可能になりました。影の階調やハイライトの表現力が向上し、カメラアプリから直接利用できます。また、アプリのシステムレベル最適化によって起動速度も改善されています。

ユーザー体験を高める新機能

今回のアップデートでは、マルチタスクを支援する「ポップアップビュー」による2つのフローティングウィンドウ表示や、新しい2種類のロック画面時計スタイル、2×2クイック設定タイルのサポートなど、日常的な使い勝手を向上させる機能が追加されています。さらに「エクストラダークモード」によって視認性が改善され、Essential AppsではウィジェットをPlayground上で作成・共有できるようになりました。パフォーマンス維持のため、ウィジェット数には一時的な制限も設けられています。

対応端末と今後の予定

Nothing OS 4.0のオープンベータは、Phone (3)、Phone (2)、Phone (2a)、Phone (2a) Plusで利用可能です。10月にはPhone (3a)および(3a) Pro向けのベータ提供も予定されています。ただし、(3a)シリーズの対応が遅れている点についてはユーザーの間で少し意外に受け止められているようです。なお、ベータ版のため一時的に端末が発熱する場合や、OS 3.5へ戻す際に初期化が必要となる可能性があるため、アップデート前にデータのバックアップが推奨されています。

インストール方法

オープンベータ版を試したい場合は、以下の手順を踏む必要があります。

  1. 対象端末を最新の安定版にアップデートする
  2. Nothing公式の「Beta Updates Hub」アプリ(.apk)をインストール
  3. 設定 → システム → Nothing Beta Hubを開き、「Join Beta」を選択して登録
  4. 登録後、「Go to Update」からアップデートを開始(手動での確認も可)
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Android 16Nothing/CMF Phone
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