Google、Pixelスマートフォンでの通話録音機能を正式拡大へ

GoogleがPixelスマートフォン向けに通話録音機能の提供範囲を拡大することを明らかにしました。これまで一部地域や機種に限定されていた機能が、今後はより広く利用できるようになります。

Pixel 6以降のモデルで利用可能に

Googleによると、Pixel 6以降の端末で「Call Notes(通話メモ)」をサポートしていない機種についても、通話録音機能が順次追加されるとのことです。Pixel 10シリーズを含む最新機種だけでなく、過去モデルにも展開される点は注目に値します。録音時には、相手のプライバシーに配慮し、開始時に自動で注意メッセージが流れる仕組みも導入されます。

文字起こしやAIによるメモ機能がなくとも、基本的な通話録音機能は特定の通話において本質的に有用です。Pixelがサポートされているすべての国において、より高度な通話メモ機能をサポートできない端末向けに、Pixel 6以降の機種で通話録音機能が利用可能となります。通話メモと同様に、相手方のプライバシーを尊重するため、デフォルトで免責事項が再生されます。この新機能の追加は、今年中に順次展開されます。

法規制との関係はどうなる?

通話録音は各国の法律によって規制が異なるため、これまでは国ごとに制限されることが多い機能でした。しかし今回の発表によれば、Pixelが販売されているすべての地域で録音が可能になる見込みです。最終的に法令順守の責任をユーザーに委ねるのか、それとも追加の制限が課されるのかは、今後の動向を注視する必要があります。

Android Autoへの拡張も予定

さらにGoogleは、通話関連機能の強化として「Call Notes」や迷惑電話検出機能を追加の国に拡大すると発表しました。加えて、2025年末までにAndroid Autoでも通話スクリーニングやCall Notesが利用できるようになる予定です。車載環境でもメモや検出機能が使えるようになるのは、多くのユーザーにとって大きな利便性向上となるでしょう。

今後の展開に期待

スマートフォンが写真撮影や録音といった機能を当たり前のように備えている中で、通話録音の利用が難しかったのは意外とも言えます。今回の取り組みによって、Pixelシリーズのユーザー体験はさらに進化することになりそうです。

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