Xperia 1 VIIで新たなトラブル報告──「突然死」現象が話題に マザーボードの不具合か

ソニーの最新フラッグシップモデル「Xperia 1 VII」に関して、従来報告されていた“電源が突然落ちる”という症状とは異なる、より深刻な不具合がReddit上で話題となっています。それは、何の前触れもなく端末が完全に起動不能になる、いわゆる「突然死」です。


突如起きた不具合、再起動ループののち完全沈黙に

あるユーザーは、購入からわずか1週間でXperia 1 VIIが突如としてクラッシュし、再起動ループを数回繰り返したのち、完全に電源が入らなくなったと報告しています。バッテリー残量は70%以上あったにもかかわらず、充電器に接続しても反応がなく、LEDランプすら点灯しないという状態だったとのことです。

翌朝、一瞬だけ「SONY」のロゴが表示されたものの、すぐに再び電源が落ちてしまい、それ以降は一切反応がないとのこと。このような症状は、過去に当サイトでお伝えした「電源が勝手に落ちる」軽度な不具合とは性質が異なる可能性が高いと考えられます。


同様の報告が複数、マザーボードの初期不良か

この投稿に対し、「まったく同じ症状が起きた」と訴えるユーザーが複数登場。中には、修理拠点のある地域で「マザーボードの不具合」と診断されたケースもありました。また、米国のユーザーからは「ソニーの公式サポートではXperia 1 VIIの修理は受け付けていない」といった声もあり、サポート体制の不備に不満を訴えるコメントも目立ちます。

中には「リンクをクリックした直後に症状が発生したため、ソフトウェア的なトリガーがあった可能性も否定できない」とする指摘も見られましたが、多くのユーザーはハードウェアレベルでの問題、特にマザーボードや電源周辺の設計に原因があるのではないかと疑っています。


ユーザー間で復旧手順も共有されるが…

スレッド内では、リカバリーモードやブートローダーからの起動を試す方法が共有されていますが、今回の事例においてはいずれも効果がなかった模様です。電源ボタンと音量ボタンの同時押しによる強制再起動や、旧機種で使用していたソニー純正の充電器を使った充電など、さまざまな手段が試されたものの、復旧には至っていません。


Xperiaシリーズに根深い信頼の問題も

この騒動を受け、「Xperiaラインはもはや信頼に足る製品とは言えない」と落胆の声を上げるファンも少なくありません。ソニーが展開する他の製品群──PlayStationやテレビ、プロ向けカメラなど──が高い評価を受ける一方で、スマートフォン事業に関しては「品質管理やサポート体制が追いついていない」との厳しい指摘が寄せられています。


今回の件がごく限られた個体不良なのか、それともXperia 1 VIIの初期ロット全体に関わる品質上の問題なのかは、現時点では明らかになっていません。ただし、複数のユーザーが似たような“突然死”を報告している点を踏まえると、今後さらなる報告が相次ぐ可能性も考えられます。ソニーからの公式な調査と説明が待たれるところです。

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XperiaXperia 1 VII不具合・バグ
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