
半年前に発売された「Pixel 9」のGPS問題、いまだ修正されず
Googleが昨年8月に発表したPixel 9。しかし、発売から半年が経過した今でも、深刻なGPSの不具合が解決されていないことに、多くのユーザーが不満を募らせています。
半年も続くGPSの不具合、解決策はなし?
Android Headlinesによると問題となっているのは、Pixel 9のGPS機能。ユーザーからは、位置情報が正確に取得できない、地図アプリでルートがうまく表示されない、ナビが頻繁に途切れるといった報告が相次いでいます。特にGoogleマップやWazeなど、カーナビ機能を活用するアプリで頻繁に問題が発生しているようです。


この問題はすでに発売当初からユーザー間で指摘されており、フォーラムなどでも多くの報告が寄せられていました。しかし、Googleはこの不具合に対して有効な修正を行っておらず、多くのユーザーが不満を募らせています。
Googleは対応を諦めたのか?
半年以上も解決されていないことから、「Googleはこの不具合を無視しているのでは?」という声も上がっています。特に気になるのは、GPSの問題がソフトウェアの不具合なのか、それともハードウェアの欠陥なのかが明らかになっていない点です。
仮にソフトウェアの問題であれば、今後のアップデートで修正される可能性があります。しかし、ハードウェアに起因する問題だった場合、アップデートでは解決できず、最悪の場合は買い替えを余儀なくされるかもしれません。
Googleの優先度は次世代モデルに?
一方で、Googleがこの問題の解決を優先していない可能性も指摘されています。というのも、現在同社はPixel 10の開発に注力しているとされており、すでに「Pixel 10」シリーズの高精細レンダリング画像もリークされています。
また、最近のGoogleは別の問題対応に追われている模様です。例えば、オーストラリアではPixel 4aがバッテリー膨張による発火のリスクを懸念し、リコールを実施。さらに、GoogleマップやWazeといったナビアプリが主流の現代では、スマートフォンがGPSだけでなく通信ネットワークも活用しているため、ピクセル9のGPS問題は後回しにされている可能性もあります。
Pixel 9ユーザーは泣き寝入りするしかないのか?
もし今回の不具合がソフトウェアの問題であれば、アップデートによる修正も期待できます。しかし、ハードウェアに起因するものだった場合、アップデートでは解決できず、影響を受けたユーザーは我慢するか、新しい端末を購入するしかないのが現状です。
一方で、Googleはすでに「Pixel 10」や「Pixel 9a」に向けた開発に注力しているとの報道もあり、Pixel 9のバグ修正が後回しにされる可能性もゼロではありません。実際、過去にはPixel 4aのバッテリー問題が発覚し、Googleがオーストラリアでリコールを実施した事例もありました。
このまま放置されるのか、それともGoogleが対応に乗り出すのか。今後の動向に注目が集まりそうです。