GoogleがAndroidの「設定」アプリに大規模なデザイン変更を計画していることが明らかになりました。Android 16 Beta 3にはまだ正式には反映されていませんが、開発中の新デザインが一部確認されています。
「より表現力豊かな」新デザインとは?
新しい設定アプリのデザインは、Googleが「より表現力豊か(expressive)」と表現するもので、以下のような変更が加えられています。
- Material You準拠の新デザインスイッチ:ON/OFFのハンドル部分に「X」やチェックマークが表示される
- カード型レイアウト:各設定項目が独立したカード形式になり、視認性が向上
- サブメニューの明確化:小さな矢印(キャレット)を追加し、項目にサブページがあることを明示
- ヘッダーの固定表示:設定ページの最上部にヘッダーが表示されるようになり、一度に多くの項目を見渡せる
細かい点では、戻るボタンが小さなバブル状になったり、ドロップダウンメニューが大きめのボタン型に変更されたりするなど、全体的により直感的な操作が可能になる調整が施されています。
ダークモード&従来デザインとの比較


この新デザインはライトモード・ダークモードの両方で適用され、すでにスクリーンショットも公開されています。現行のAndroid 15と比較すると、よりモダンで整理された印象を受けるデザインです。


変更点が特に顕著なのは「開発者向けオプション」のページで、新デザインでは一度に表示される項目数が増えており、スムーズに設定を探せるようになっています。

正式導入はAndroid 16?それともAndroid 17?
今回のデザインはAndroid 16 Beta 3のコード内で確認されたものの、現時点では正式リリースの予定は不明です。Android 16の安定版には間に合わず、今後の四半期アップデートや、来年のAndroid 17で導入される可能性もあります。
ただし、Googleが最終的にこのデザインを採用するかどうかも現時点では確定していません。とはいえ、視認性と操作性の向上を考えると、多くのユーザーにとって歓迎される変更となるのではないでしょうか?