Google Play、プライバシーと安全性を重視したVPNアプリに認証バッジを表示開始

2025年1月28日、Googleは自社のアプリストア「Google Play」において、プライバシーと安全性を重視したVPNアプリに認証バッジを付与することを発表しました。この新しい認証システムは、ユーザーに信頼できるVPNを見つけてもらう手助けをすることを目的としています。

VPNアプリに「認証バッジ」を追加

新たに導入された認証バッジは、VPNアプリの詳細ページや検索結果に表示され、そのアプリがGoogleが定めた特定のセキュリティ基準を満たしていることを証明します。これにより、ユーザーはセキュリティがしっかりしたVPNを選ぶことができるようになります。

認証を受けるための条件

VPNアプリがこの認証バッジを取得するためには、「モバイルアプリケーションセキュリティアセスメント(MASA)レベル2」の評価を受ける必要があります。この評価は、アプリのセキュリティをチェックするもので、認証を得るためには他にもいくつかの条件があります。例えば、VPNアプリは最低10,000回のインストールと250件のレビューを受けている必要があり、Google Playに公開されてから90日以上経過していることが求められます。また、ユーザーデータの収集方法について情報を提供し、独立したセキュリティレビューにも参加しなければなりません。

Googleは、「これらの要件を満たすことで、認証バッジを取得するチャンスが大きく高まる」と述べていますが、他にも評価に影響を与える要素があることも認めています。

VPNアプリの需要増加

この新しい認証システムは、タイミング的にも良いと言えます。現在、多くのユーザーがTikTokへのアクセスを目的にVPNアプリをダウンロードしていますが、その中にはセキュリティが不十分なものも存在する可能性があります。特に、Google PlayやAppleのApp StoreからTikTokが撤退したため、安全なVPNの需要が高まっています。すでに、Nord、hide.me、AlohaなどのVPNアプリが認証バッジを取得しています。

透明性とセキュリティ向上への取り組み

Googleはこれまでも、Play Storeでの透明性とセキュリティ向上を目指してきました。2022年にはプライバシーラベルを導入し、後にはアプリが独立したセキュリティレビューを受けたかどうかを示すバッジを導入しています。このように、Googleは引き続きユーザーの安全を守るために、アプリの信頼性を明確にする取り組みを強化しています。

この新しいVPN認証バッジの導入は、ユーザーが安心して選べるアプリを見つけやすくするための重要なステップとなるでしょう。

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