Lenovo傘下のMotorola/Moto。
同社のトップがスマートフォン市場におけるかなり野心的な展望を持っていることが明らかになりました。
レノボの国際市場担当プレジデントであるマシュー・ジーリンスキーがスイスのダボスで開催された世界経済フォーラムでCNBCとのインタビューで発言したもので、同社のスマートフォンのシェアは「3年後には世界第3位になることに賭けています」とのこと。
なにを賭けるのかが気になりますが、ずいぶんと強気な発言。
世界のスマートフォン市場では現在、アップルとサムスンが2大巨頭として、合わせて約40%のシェアを占めていおり、これにXiaomiやOppoが続いています。
一方、Counter Point社の最新調査によると、モトローラとレノボを合わせた2023年第3四半期の市場シェアは約4%で、世界第8位のシェア。
つまり、他に順位の入れ替わりがなく世界3位のシェアを取る、ということは現在のXiaomiの座を奪うということになり、これはかなりのチャレンジとなりそう。
ただ、モトローラは確かに特定の市場では成功を収めており、米国での市場シェア第3位。また南米におけるシェアも第2位です。
確かにMotorola/Motoブランドのスマートフォンは一昔前と比べると積極的なラインナップ展開をしているという印象は受けますが、それでもXiaomiのシェアを抜く、というのはいささか現実離れしているような気も。
一方、「2~3年」は少し無理があるかもしれませんが、5~6年前にXiaomiのスマートフォンが世界3位のシェアを獲ったり、Xperiaのシェアがここまで落ち込むと予想していた方は少ないはず。
そういった意味ではまだまだ何が起こるのかはわからないのがスマートフォン業界。
絶対にありえないとは言えないような気もします。
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