Google、Pixel 8シリーズの純正部品の販売を開始もかなり高めの価格設定

Googleの最新Pixelスマートフォン、Pixel 8およびPixel 8 Pro。

同シリーズの発表で一番うれしいサプライズだったことの一つが、「7年アップデート」を打ち出したこと。

また、7年使うとなると、当然バッテリー劣化や故障などの可能性も上がります。

そのため、GoogleはこのPixle 8/8 Proの発売直後に米国ではiFixitをパートナーとして同シリーズのパーツを最低7年間提供することを約束しました。

そして今回、iFixit上でPixel 8/8 Proのパーツ販売が開始されたことが判明しました。

パーツ販売開始、でも価格はかなり高め

部品ページにはGoogleロゴが入っており、「Google純正」のパーツであることが分かります。

ただ、上の画像はPixle 8 Pro用のディスプレイパネル部分のものですが、価格は229ドル（約3.25万円）とかなり高め。

また、カメラモジュール部分の価格も約200ドルとなっています。

これ、確かに修理に出すよりは安いのかもしれませんが、自分で修理をやる場合は失敗するリスクもあるわけで、そういった点を考慮すると、なかなか手軽に購入して自分でやってみよう、とはならないような気も増す。

ちなみに同サイトは以前からPixel 8シリーズより古いモデル（確認できる限りではPixel 2）のパーツも以前から販売していますが、これらの部品ページ内にはGoogleロゴが見当たらず、どうやらこれらのパーツは「Google公認」というわけではない模様。
（ただ、iFiXitは非常に信頼性の高いサイトなので、品質に問題はないとは思います）

なお、この「7年間」という長さについては2024年7月1日に米カリフォルニア州で成立すると言われている「修理する権利」に関する法律が背景にあると言われています。

この法律では、100ドル以上の製品を対象に、製造された最終日から、最低でも7年間はスペアパーツや修理用工具、マニュアルなどを提供することが企業に義務づけられることに。

今回のGoogleが「公式に」パーツ販売に踏み切ったのにはそういった背景があるようです。

ただ、これはあくまで米国カルフォルニア集だけの話なので、日本で同様にGoogle公認のストアがPixel用のスペアパーツを販売する可能性は今のところ低そうです。