2023年もあと1週間。
そんな師走の忙しい中、世界屈指の超有名ユーチューバー、「MKBHD」ことMarques Brownlee氏が毎年恒例の「スマートフォンカメラ・ブラインドテスト」を開催。
その結果をYoutube上で公開していました。
通常撮影:
1位: Google Pixel 7a
2位: Google Pixel Fold
3位: OnePlus Open
暗所撮影:
1位: Apple iPhone 15 Pro
2位: Google Pixel 8 Pro
3位: Google Pixel 7a
ポートレート撮影:
1位: Google Pixel 8 Pro
2位: Samsung Galaxy Z Fold 5
3位: Apple iPhone 15 Pro
通常(日中)撮影でトップを獲得したのはなんとPixel 7シリーズの廉価版、Pixel 7a。
新型で大型化したセンサーを搭載したPixel 8やPixel 8 ProやiPhone 15 Pro、Galaxy S24 Ultraなどといった機種を抑えての1位というのはかなりのサプライズと言えます。
また、暗所撮影でもPixel 7aは3位にランクインしており、これも大健闘といったところ。
なお、このMKBHDによる年末のスマートフォンカメラのブラインドテストは20台のスマートフォンに無作為にアルファベットを割り当て、全機種が同じ写真を撮影。
並べて比較が表示され、ユーザーは統計的に有意な勝者が現れるまで、より良い写真を選ぶというブラインドテスト方式。
スマートフォンのランク付けは、1960年に米国チェス連盟がその公平性から初めて採用したELOレーティング・システムで行われたとのことです。
今回の動画ではランキングだけの発表ですが、同チャンネルのカメラブラインドテストは毎年開催されており、毎回何百万という投票を基に集計されています。
よって、このブラインドテストは一般ユーザーによるカメラ評価という点では最も大規模で正確なもの、とも言えます。
そしてさらに興味深いのは、実はこのPixel aシリーズは昨年のPixel 6a、そして一昨年のPixel 5aも同チャンネルのブラインドテストでユーザー評価トップを獲得しているという点。
つまり、Pixel aシリーズが通常の撮影では3年連続でトップを獲得しているということになります。
なお、今回のブラインドテストは2023年にリリースされた20機種を対象としているとのことですが、このランキングに入っている以外にどういった機種があるのかははっきりとは分かりません。
ただ、Pixel 7aがこれら20機種の中で最も低価格であることはほぼ確実なので、ある意味、2023年モデルは(も?)カメラ評価という点ではハイエンドモデルは面目丸つぶれといった感じではないでしょうか。
やはり一般ユーザーの評価といわゆるカメラの「プロ」とでは評価基準が違うということの良い例ではないかと思います。
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