今週金曜日に発売となる国内キャリア版の新型Xperia、Xperia 5 V。
Xperia 1 Vの時と比べるとかなり「静か」な印象を受けます。
一方、このXperia 5 Vの実際の売上がどうなるかは別にしても、国内での「販路」がかなり縮小しています。
というのも、このXperia 5 Vはまず、ソフトバンクからのリリースはなし。
さらに今回はauが同モデルをオンラインストアでのみの取扱い、としています。
ソフトバンクはXperia 1/5シリーズ以降、一度だけXperia 1 IIを取り扱わなかったことがありますが、Xperia 5シリーズの販売なし、というのは今回が初めて。
また、キャリアを問わず、他の機種でもカラーやストレージオプションによっては「オンライン限定」というのは非常によく見かけます。
ただ、auで機種がまるごとオンラインストア限定取扱い、というのはかなりレア。
というかひょっとすると初めてかもしれません。
昨年のXperia 5 IVはドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイル、SIMフリー版という5つの販路がありました。
一方、キャリア版モデルの実店舗販売とオンライン販売の割合はわかりませんが、今回のXperia 5 Vは販路が「1.5キャリア」減っているということに。
これ、「キャリアのXperia離れ」と呼ぶべきなのか「Xperiaのキャリア離れ」と呼ぶべきなのかは分かりません。
ただ、少し前にXperia 1 Vでは国内でのキャリア版の割合が大幅に減り、逆にSIMフリー版が大きく伸びた、という件をお伝えしました。
また、ここ最近のSIMフリー版のXperaフラッグシップは価格もキャリア版よりSIMフリー版の方が安い、というの常態化してきています。
さらに以前は半年近く差があったキャリア版とSIMフリー版の発売時期の開きも徐々に縮小。Xperia 1 Vでは約1ヵ月に、そして今回のXperia 5 Vでは2週間まで差が縮まっています。
そう考えると、先にソニー側Xperiaがキャリアを見限り、それを受けてXperiaを取り扱うメリットが減ってしまったキャリアが販路を縮小の方向に動いた、というのが有力なように思えます。
ただ、販路が減ったからと言って販売台数が減るとも限りません。
ソニーにはぜひ、SIMフリー市場での展開により一層の力を入れて欲しいところですね。
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