ここ1~2年、国内でも確実に販売台数を伸ばしてきているGoogle純正スマホ、Pixel。
最新のPixel 7aもかなり好調という印象ですが、今回、米国の調査会社、CounterpointがこのPixelスマートフォンの国・地域別出荷状況に関する非常に興味深いレポートを公開していました。
Pixelスマホの最大市場が日本に!
一番下の赤がPixelの総出荷台数に占める日本向けのシェア。
ご覧のように2022年Q1には10%だったのが、が1年後の2023年Q1には3倍以上の34%に。
また、総出荷台数における割合で米国を抜いており、同時期のPixelスマートフォンは現在、日本が最大の市場ということになります。
ちなみにPixelの総出荷台数自体も前年同期比24%アップ、ということなので、この点から大まかに計算すると、国内でのPixelの売上は実際にはこの1年で4倍以上になっていると推定されます。
また、今回の調査結果は2023年第1四半期のもので、ドコモがPixel 7aを取り扱う前のもの。
よって、このレポートによると、今後の調査ではさらに国内でのPixelスマートフォンのシェアが拡大することが予想される、としています。
Androidスマホシェアでもトップに
さらに興味深いのは以下の文面:
これによると、Pixelスマートフォンの2023Q1の国内シェアは9%で、これはソニー(Xperia)やSharp(AQUOS)を抜き、iPhoneに次ぐ2位になったとのこと。
つまり、同時期のAndroidスマートフォン市場におけるPixelの販売シェアはトップ、ということに。
確かに国内のPixel以外のAndroidスマートフォンを見ると、ハイエンド機種の価格はどんどん上がり、ミッドレンジモデルは価格上昇を抑えるためかスペックが相対的に下がり気味。
手ごろな価格で「ハイエンド並み」の性能・機能を備えた機種が不在、というのが現在の国内Android市場の実態で、そんな中、消去法でPixelスマートフォンがユーザーの購入候補として上がってくるのは必然のようにも思えます。
国内スマホ市場ではいよいよApple vs Google、つまりiPhone vs. Pixelという一騎打ちの構図ができつつあるように思えます。
コメント