Xperia 1 VIや5 IV、Galaxy S24シリーズ、AQUOS R9シリーズなどなど、2024年のハイエンド・ラインナップに採用されることが予想されているクアルコムの次世代ハイエンド向けチップセット「Snapdragon 8 Gen 3」。
ここ最近、コア構成やクロックスピードなど、そのスペックに関するリーク情報が急増しているという印象ですが、今回、Weibo上の超有名リーカー、Digital Chat Station氏がこのスナドラ8Gen3の具体的な性能情報をリークしていました。
SM8650はSnapdragon 8 Gen 3の型番で同氏によると、同チップセットのGeekbenchベンチマークスコアは最新のGeekbench 6ではシングルコアが2200ポイント前後、マルチコアでは7000ポイント前後になる、とのこと。
現行のSnapdragon 8 Gen 2の性能はというと:
Xperia 1 Vを例にとると、シングルコアは1800前後、マルチコアは良くても4800前後といったところです。
つまり、Snapdragon 8 Gen 3のマルチコアベンチマーク性能はSD8Gen2の1.4~1.5倍ということに。
これまでにベンチマークスコアが一気に1.5倍になったSnapdragon 8/800シリーズというのはなかったと記憶しています。
なお、少し前にSnapdragon 8 Gen 3のAntutuベンチマークスコアが初めて発見された、という件についてお伝えしました。
このスコア、大まかにSD8Gen2から4割アップしており、あまりに「良すぎる」ため、信ぴょう性については正直疑っていました。
が、今回、信頼性の高いリーカーからこれを裏付ける情報がでてきた、ということはSD8Gen3の性能向上が40〜50%、というのはかなり信頼できるのではないかと思われます。
Xperia 1 V、Galaxy S23シリーズ、AQUOS R8シリーズはパスが賢明?
今年のハイエンドモデルに搭載のSnapdragon 8 Gen 2は「久々」に安定した性能といった印象で、Xperia 1 VにGalaxy S23シリーズなど魅力的な機種がそろってきています。
が、次世代のスナドラ8Gen3がこれだけの性能アップとなると、Xperia 1 VIやGalaxy S24シリーズなどを搭載した来年のフラッグシップまで待つ、という選択肢も出てきます。
ただ、発熱などが大きな問題となったSD888やSD8Gen1もリリース前の情報では大きな性能アップが期待されていたという点では同じ。
一方、このSnapdragon 8 Gen 3の発表は昨年よりもさらに早まり11月で確定。
もしこのチップセットに発熱などの問題があれば、おそらく秋ごろにはリーカーから情報が出てくるはずです(少なくともSD888やSD8Gen1ではそうでした)。
よって、今年のSD8Gen2搭載機を狙っている、という方はあと数か月様子見をしてみる、というのもアリかもしれません。
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