シャオミが国内でもSIMフリーモデルとして展開しているXiaomi Mi 11 Lite 5G。SD780G搭載でFelica対応など、国内ではそのコスパの高さで話題となっています。
しかし今回、このXiaomi Mi 11 Lite 5Gがコスパだけでなく「希少性」という意味でも高い機種となる可能性がでてきました。
これ、Twitter上でも「Didital Chat Station」として超有名なリーカーの「SD780Gを搭載したモデルのリリース予定は今のところない」という投稿に対し、Redmiプロダクトディレクターがリプをしたもので、これによると「Snapdragon 780Gは生産能力が十分ではないため、絶版になる」とのこと。
つまり、今回の情報をそのまま素直に受け取ると、Snapdragon 780Gを搭載した機種は今後はリリースされない、ということになります。
一方、同チップを搭載して発売あるいは正式発表済みの機種はXiaomi Mi 11 Lite 5Gのみなので、必然的に同モデルはSD780Gを搭載した唯一のモデルとなる、ということに。
ただこれ、SD780Gチップに何か欠陥などがあって絶版、ということではなく、原因は世界的なチップ不足が背景にある模様。
Snapdragon 780Gはあくまで「ミッドレンジ向けチップ」という位置づけですが、性能的には準ハイエンド向けといった感じで、Snapdragon 888と同じ最新の5nmプロセスで製造されています。
一方、数か月間に世界的なチップ不足が報じられ始めた頃、クアルコムは特に5nmプロセスチップの供給不足が深刻という情報を提供。
そのため、同社は7nmや8nmなど比較的「成熟した」プロセスのチップで不足分を補う方向性を示していました。
それにしても過去に1モデルにしか搭載されないスナップドラゴンチップ、というのは存在しなかったように思うのですが、どうでしょう。
いずれにせよ、今回の情報、発信元がRedmiプロダクトディレクターという点からしてかなり信ぴょう性は高いのではないかと思われます。
また、今年後半から来年前半にかけてのミッドハイレンジ向けのチップは6nmプロセスのSnapdragon 778Gが主力となりそうな雰囲気です。
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