ここ最近、国内シェアをじわじわと回復してきているという印象のサムスン製スマートフォン、Galaxy。
今回、同社がYoutube上で公開した他のAndroid機種からGalaxyへの移行方法を説明した動画で、少し興味深い点が指摘されていました。
以下は昨日、Samsung Japan公式がYoutube上で公開していたデータ移行アプリの使用法に関する動画の一場面:
「お使いのAndroid」に使われているデータ移行元の端末のイラストですが、壁紙のデザインからすると、これはどう見てもXperia(おそらくXperia 1 III)。
ホーム画面にゲームエンハンサーやPhotography Proのアイコンもあり、これは確実にXperia。
ほとんどのスマートフォンメーカーは自社スマートフォンへのデータ移行のための独自アプリを提供しており、これはXperia/SONYも例外ではありません。
が、単に移行方法を説明するという目的であれば架空のAndroidスマートフォンのイラストやレンダリング画像を使えばいいこと。
それにもかかわらず、使用方法説明で移行元の機種としてあからさまに特定のブランド・機種を表示する、というのはなかなか大胆、というか良くも悪くもサムスンらしいアグレッシブさです。
ただ、海外では分かりませんが、日本の消費者はこういったマーケティング?は好まない傾向が強く、今回のような手法は裏目に出ることもあるような気がします。
ちなみに、Xperiaスマートフォンはすでに昨年の時点ですでにGalaxyよりも国内シェアが少なくなっており、2022年通年でのAndroidスマホの国内シェアはシャープのAQUOSとFCNTのarrowsが1位と2位に。
そういった意味ではXperiaよりもこれらのブランドを次のターゲットにした方が効果的なような気もしますが、ユーザー層の違いなどもあるのかもしれませんね。
いずれにせよ、今回の動画を観るとサムスンがさらに本気でXperiaのシェアを奪いに来た、といった感じです。
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