2022年のスマートフォン市場。
夏モデルも大部分が出そろい、本来であれば新機種への買い替えが盛んな時期のはず。
しかし先日、懇意にしている家電量販店のスマホ部門主任、S氏からの情報として少し気になる状況を耳にしました。
「Aさん、今年まずいっすよー」から始まった同氏いわく、2022年のAndroidスマートフォンの売れ行きはメーカー、キャリア、MVNOを問わずかなり不調、とのこと。
特にハイエンドモデルの売上については「悲惨」な状況で、前年同時期と比べて5割程度の台数しか出ていない、とのことです。
また、機種名こそ言いませんでしたが、6~7割減の販売台数になっている機種もあるとか。(Xperia 1 IVが怪しいような・・・)
ちなみに2022年のハイエンドモデルと言えばSnapdragon 8 Gen1搭載機種、ということになり、国内ではGalaxy S22/S22 Ultra、Xpria 1 IV、AQUOS R7 (ドコモ版は未発売)、POCO F4 GT、Motorola Edge 30 Proなどがあります。
もちろん、これは一量販店での話であって、たまたまこの店舗の売り上げが振るわない、という可能性もあるとは思います。
ただ、同氏によるとiPhoneの売り上げ状況は昨年と比較しても「横ばい」とのことで、家電全体の売上も「悪くはない」とのこと。
ご存知のように、今年のAndroidハイエンドモデル、特にキャリアが展開するGalaxy S22/UltraやXperia 1 IV、AQUOS R7は前モデルからの価格上昇が凄まじく、これが一因となっていることは否めないと思います。
ただ、それだけではないようで、S氏曰く、今夏はパンデミック中の自粛の反動で別の事にお金を使う傾向がある、とも。
要は、スマホに対する購入意欲が減退している、ということでしょうか。
以前、発売前のXperia 1 IVの予約状況が前モデルと比べて1/3程度しかない、という件をお伝えしたことがありますが、まさにこれがAndroidスマホ業界全体で起こっている感じですね。
また、普段からガジェット情報を追っている方ならばSD8Gen1の発熱問題も購入控えの一因となっているような気も。
なお、今のところ変動がないとのiPhoneですが、こちらもアップルに続き、3キャリアが続々と値上げを発表しています。
ひょっとするとiPhoneではこれから本格的な売り上げ低下が起こるのかもしれません。
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