OCNモバイルはオワコンなのか?SIMフリー激安は終了、価格でIIJmioに完敗

格安SIM・格安スマホ市場の「メインプレイヤー」の一つとも言えるOCNモバイルONE。

他のMVNOと比較しても端末の販売価格では常に「最安」といった感じで、低価格SIMフリースマホ市場をけん引してきた存在と言っても過言ではないと思います。

しかしここにきて、このMVNOの取り扱う価格に大きな変化が起きているようです。

価格はいつの間にかIIJmio < OCNモバイル

以下の記事はIIJmioとOCNモバイルの取り扱う機種の価格トラッキング・比較をしているもの:

こちらで更新している通り、通常価格、要は「定価」はIIJmioの方が安い機種が圧倒的に多く、OCNモバイルの方が若干安い機種があるものの、それでも価格差は数百円。

MNPや期間限定、キャンペーン価格ではすべての機種でIIJmioの方が安くなっています

ただ、それもそのはず。
以前は一つが終わると同時に別のキャンパーんが開始、といったように、ほぼ断続的に大幅な機種割引を行っていたOCNモバイルですが、4月頃から割引キャンペーンやセールの頻度が減り、当記事執筆時点では先月まであったMNP特価すらも廃止。現在は端末の割引キャンペーンは基本的にありません

つまり、OCNモバイルは以前のような積極的な割引キャンペーンを行わなくなってしまい、一方で、IIJmioの割引キャンペーンが以前より積極的に。
損結果、両MVNOでの端末価格が完全に逆転してしまった
、ということです。

背景にはOCNモバイルのドコモ店舗取り扱い?

ご存知の方も多いとは思いますが、昨年、OCNモバイルONEを展開するNTTコミュニケーションズがNTTドコモに子会社化されました。

これが以前より端末価格が上がり、さらに割引キャンペーンが行われなくなった背景にある、という説もあります。

そして価格.comにも興味深い情報が:

価格.comより

NTTコミュニケーションズがNTTドコモに子会社化、これまでオンライン・オンリーだったOCNモバイルの契約手続きがドコモショップの店頭で可能になりました。

要は、ドコモショップで、あまりにも「激安」なOCNモバイルの端末をドコモショップで売るとメインのドコモ機種が売れなくなってしまう。そのため、OCNモバイルも以前のような激安で端末を売れなくなった、ということではないかと思います。

うーん、これだとOCNモバイルは完全に「時代が終わった」状態になっていくような気も。

さらに、ライバルのIIJmioの場合、IIJmio会員であれば端末の単体購入も可能、という大きなメリットもあります。

もちろん、OCNモバイルでも今後新たな割引・セールは出てくるとは思います。
が、この感じだとIIJmioよりも安くなる可能性、というのは低いような気がします。

Androidスマホ全般docomo
スマホダイジェストをフォローする
IIJmio(みおふぉん)

コメント

  1. DJ5FS より:

    そもそも大手キャリアがクソすぎる。
    手数料がかかるから数百円程度の価格差はどうでもいい。