iPhone Duoの生産目標を44%引き上げか Appleが供給元に1400万台を発注との報道

Apple初の折りたたみiPhoneとされる「iPhone Duo」が、予約開始直後から品薄となるほどの人気を集めています。こうした需要を受け、Appleがサプライヤーに対して生産・出荷目標を従来の970万台から1400万台へ引き上げるよう指示したと報じられました。実現すれば、当初の目標から約44%の増加となります。

初期需要の強さを受けて目標を引き上げか

DigiTimesの報道によると、AppleはFoxconnや部品メーカーに対し、iPhone Duoの生産開始から最初の12カ月間における目標を、970万台から1400万台へ引き上げる方針を伝えたとされています。

iPhone Duoは先週予約受付が始まりましたが、開始からわずか数時間で配送予定日が2027年1月まで延びるケースも発生しました。予約開始直後から供給が需要に追いついていない状況がうかがえます。

Appleが生産目標を引き上げたという今回の報道も、こうした初期需要の強さを反映した動きとみられます。

ヒンジやディスプレイの製造が課題に

ただし、発注目標の引き上げが、そのまま店頭に並ぶ製品数の増加につながるとは限りません。

Appleの折りたたみiPhoneについては、7月にNikkei Asiaが、2026年に約1000万台を生産するようサプライヤーに求めたと報じていました。一方、9月にはアナリストのJeff Pu氏が、ヒンジの生産上の制約から、年内の生産台数は600万台にとどまる可能性があるとの見方を示しています。

また、組み立て工程やディスプレイ、ヒンジの製造にも課題があると伝えられています。今後の実際の生産台数は、こうした問題をどこまで解消できるかに左右されそうです。

なお、一部の予約者については配送予定日が前倒しされたとの報道もあり、供給状況には変化が見られます。

折りたたみスマートフォン市場の拡大にも期待

今回の報道では、2026年の世界の折りたたみスマートフォン出荷台数は前年比25.7%増、2027年には59.1%増になると予測されています。2025年の成長率は7.4%だったとされ、Appleの市場参入が今後の成長を後押しするとの見方です。

iPhone Duoは米国で1999ドルから販売される予定で、発売日は10月23日とされています。ただし、Appleは発売当日の店頭在庫が限られる可能性を案内しており、転売対策として購入台数も1人2台までに制限しています。

今回伝えられた1400万台という数字は、あくまでサプライチェーン関係者の情報に基づく生産目標です。実際にどこまで増産できるかは、製造上の課題や今後の需要動向によって変わる可能性があります。

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