
GoogleのPixel 11シリーズが、10月のアップデートを受け取った後もAndroid 17 QPR1へ移行していないことが分かりました。Pixel 11、Pixel 11 Pro、Pixel 11 Pro XL、Pixel 11 Pro Foldはいずれも、現在も通常版のAndroid 17をベースとした状態が続いています。
他のPixelではすでにQPR1が配信済み
Android 17 QPR1は9月に正式版が公開され、Pixel 6シリーズ以降の対応機種へ順次配信されました。QPR1では、音量パネルや電源メニューへのぼかし効果、複数のメディアアプリを開いている際に表示が変化する新しいメディアプレーヤーなど、システムUIを中心とした変更が加えられています。
クイック設定にも改良が施され、モバイルデータの設定には「次回から確認しない」に相当するオプションが追加されたほか、キーボードを切り替えるための新しいクイック設定タイルも導入されました。
ところがPixel 11シリーズだけは、こうしたQPR1の正式版が他のPixelへ配信された後も対象外の状態が続いています。
Pixel 11シリーズは8月の発売時点で通常版のAndroid 17を搭載しており、9月には発売後に見つかった問題への対応とみられるアップデートが2回配信されました。これらもQPR1ではなく、通常版Android 17をベースとした更新でした。
QPR2やQPR3のベータ版は配信されている
さらに興味深いのは、Pixel 11シリーズがQPR1を受け取っていない一方で、後続のベータ版には対応していることです。
9月末にはAndroid 17 QPR2 Beta 6.1がPixel 11シリーズにも配信され、メッセージ通知向けのHiLight機能などが利用できるようになりました。
続いて10月初めにはAndroid 17 QPR3 Beta 1もPixel 11シリーズ向けに提供されています。つまり、Pixel 11ではQPR1の安定版をスキップしたような状態で、より新しいQPR2やQPR3のベータ版が先に利用できる状況になっています。
10月アップデートではPixel 11向けの不具合修正も
10月のアップデートそのものはPixel 11シリーズにも配信されており、いくつかの専用修正が含まれています。
具体的には、検索欄などを操作した際に仮想キーボードが表示されないことがある問題や、撮影した写真や録画した動画が誤った向きで保存されることがある問題が修正されました。
ただし、今回の更新でもAndroid 17 QPR1への移行は行われていません。
今後の焦点は11月のアップデートになりそうです。11月にはAndroid 17 QPR2の正式版配信が近づくため、GoogleがPixel 11シリーズだけにQPR1を個別配信するのではなく、12月のQPR2で他のPixelとバージョンを合わせる可能性も考えられます。
Pixel 11シリーズがなぜQPR1の正式版だけを取り残したような状態になっているのか、Googleから具体的な説明はありません。発売直後から複数回の個別アップデートが行われていることを考えると、何らかの調整が続いている可能性もあり、今後の正式アップデートでどのように扱われるのか注目されます。

