
ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は10月1日、PS5向けのシステムソフトウェアアップデート26.06-14.10.00の配信を開始しました。今回のアップデートでは、システムソフトウェアのセキュリティ修正と、パフォーマンスおよび安定性の改善が行われています。
今回のアップデートは比較的小規模な内容ですが、直近で報告されているPS5のJailbreak(脱獄)への対策が含まれている可能性も指摘されています。ただし、SIEは具体的な修正内容については明らかにしていません。
セキュリティ修正と安定性を改善
今回公開されたパッチノートは、次の2項目のみです。
- システムソフトウェアのセキュリティ修正を実施
- システムソフトウェアのパフォーマンスと安定性を改善
詳細な変更点は記載されておらず、今回のアップデートが特定の脆弱性やJailbreakを対象としたものなのかも公式には確認されていません。
一方、今回のアップデートでは、通常のPS5で利用可能になった新しいアップスケーリング技術「QSSR(Quick Spectral Super Resolution)」については、パッチノートに触れられていません。
PS5にもQSSRを導入
SIEは10月1日、通常モデルのPS5にAIアップスケーリング技術「QSSR」を導入したことを発表しています。
QSSRは、PS5 Proで採用されている「PSSR(PlayStation Spectral Super Resolution)」と同じくAIを利用してゲーム映像を高精細化する技術です。ただし、PS5 ProではPSSRが引き続き上位のアップスケーリング技術として位置付けられる一方、QSSRは通常のPS5でも映像のディテールや時間方向の安定性を向上させることを目的としています。
現時点では対応タイトルはまだ限られていますが、「Marvel’s Wolverine」と「Ghost of Yōtei」では10月1日からQSSRを利用できるようになりました。
QSSRはソニーとAMDの協業から生まれた技術で、効率化したニューラルネットワーク構造に加え、PS5向けに性能を最大限引き出せるよう調整された実装が採用されています。
今後、QSSRが外部のゲーム開発者にも広く提供されれば、対応タイトルはさらに増えるとみられます。QSSRの普及に合わせて新たなシステムソフトウェアアップデートが配信されるかどうかについては、現時点では明らかになっていません。
今回の26.06-14.10.00は、QSSRの追加機能を目的としたアップデートというより、セキュリティ面の修正とシステムの安定性向上を主眼としたアップデートとみられます。


