
PlayStation 5向けエミュレーター「KytyPS5」の開発が進み、ソニーの最新ファーストパーティータイトル「Marvel’s Wolverine」をPC上で起動できたと報告されています。現時点ではゲームプレイまで確認されたわけではありませんが、メインメニューや設定画面まで到達しているとされ、PS5エミュレーションの進展を示す動きとして注目されています。
KytyPS5はこれまでもPS5向けタイトルの動作に取り組んでおり、「Demon’s Souls」や「Astro Bot」などが起動したと報告されていました。今回、新たにInsomniac Gamesが開発したMarvel’s Wolverineでも起動に成功したとされ、対応タイトルが広がりつつあります。
Marvel’s Wolverineがメインメニューまで起動
今回の動作状況は、Jose Coixao氏がXに投稿した動画で確認されたものです。動画ではMarvel’s WolverineがKytyPS5上で起動し、メインメニューや設定メニューまで表示される様子が確認できます。
ただし、現時点では実際のゲームプレイまでは確認できません。メニュー画面の描画を見る限り、仮にゲーム本編を動作させられたとしても、現段階では十分なパフォーマンスを実現できていない可能性があります。
また、今回の動作確認にはRTX 5090とRyzen 7 7800X3Dを搭載したPCが使用されたとされています。非常に高性能なハードウェアを必要としていることからも、現時点で一般的なPC環境でPS5タイトルを快適にプレイできる段階ではないと考えられます。
Insomniac作品への対応拡大にも期待
Marvel’s Wolverineは、Insomniac Gamesが開発した最新のPS5向けファーストパーティータイトルです。
そのため、同作がKytyPS5で起動できたことは、同じInsomniacのゲームエンジンを採用する他のタイトルへの対応を考えるうえでも興味深い動きです。今後、「Marvel’s Spider-Man」や「Marvel’s Spider-Man 2」など、同スタジオが手掛けた作品でも動作確認が進む可能性があります。
ただし、特定のゲームがエミュレーター上で起動することと、最初から最後まで問題なくプレイできることは別の話です。KytyPS5は現時点で後者を実現できる段階には達していないとみられます。
起動とプレイ可能には大きな差
ゲーム機のエミュレーションでは、ゲームが起動してタイトル画面やメニューが表示されることは大きな進展ですが、それだけで実用的なプレイ環境が完成したことにはなりません。
グラフィックの正確な再現、シェーダー処理、CPUやGPUの互換性、フレームレートの安定性など、実際にゲームを最後までプレイするためには多くの課題があります。
それでも、KytyPS5がPS5専用タイトルを相次いで起動できるようになっていることは、エミュレーター開発の進展を示しています。今回のMarvel’s Wolverineについても、今後のアップデートによってゲームプレイまで到達できるようになるのかが注目されます。


