
折りたたみスマートフォンではGalaxy Z Fold 8やiPhone Duoが注目を集めていますが、PhoneArenaが実施した読者投票では、意外にも折りたたまない横長デザインへの関心が高まっています。きっかけとなったのは、ファーウェイが先週発表した「Pura X View」です。
同記事には1,000票を超える投票が集まり、コメントも72件に達しました。一般的なスマートフォンとは大きく異なる横長の形状に対して、実際に試してみたいという声が目立つ結果となっています。
半数近くが横長スマホを試してみたいと回答
投票では、全体のおよそ半数がPura X Viewのような新しいフォームファクターを「試してみたい」と回答しました。

さらに17%は好意的な選択肢を選んでおり、その理由として挙げられているのがKindleです。Pura X Viewの画面比率は初期のKindle端末に近く、スマートフォンというより電子書籍リーダーを連想させる形状になっています。
一方で、約25%は写真を見る限り「持ちにくそう」と回答しました。横幅が広いことで、片手操作やポケットへの収納など、従来型スマートフォンとは異なる使い勝手を懸念する声もあるようです。
また、折りたたみスマートフォンを好む回答者は約7%にとどまり、さらにPura X Viewのような横長端末を折りたたんで使う形状を支持した人は4%強にとどまりました。
かつてのファブレットが再び注目される可能性
今回の結果からは、2010年代に存在感を高めた「ファブレット」に近い大型・横長スマートフォンが、再び注目される可能性も見えてきます。
Pura X Viewそのものが世界的なトレンドを作るかは分かりませんが、Galaxy Z Fold 8やiPhone Duoなど、AppleやSamsungも横方向に広い画面を活用する製品を展開しています。
特にAppleやSamsungは中国メーカーと比べて世界市場への影響力が大きいため、こうしたデザインが一部のメーカーだけでなく、スマートフォン市場全体に広がるかどうかが今後のポイントになりそうです。
Pura X Viewについては、米国によるHuaweiへの規制をめぐる意見も寄せられています。ただ、PhoneArenaは、メーカー同士の競争が新しい技術やデザインを生み出すきっかけになるという観点から、こうした新しいフォームファクターの登場を評価しています。
Galaxy S27にも横長モデルが登場する?
現時点でApple、Samsung、Googleの大手3社が、Pura X Viewのような横長の非折りたたみスマートフォンをすぐに投入する兆候はありません。
一方で、Motorola、Honor、Xiaomiなどが同様のデザインを採用する可能性は考えられます。特に中国メーカーでは、一般的なスマートフォンとは異なるフォームファクターを積極的に試す動きが続いているため、今後新たな横長モデルが登場しても不思議ではありません。
スマートフォン市場では近年、カメラやプロセッサー、AI機能などの進化が中心となり、外観については似たようなデザインの製品が増えています。そうした中で、Pura X Viewのような大胆な形状が一定の支持を集めたことは、ユーザーが必ずしも従来型のスマートフォンだけを求めているわけではないことを示す結果ともいえそうです。
今回の投票だけで横長スマートフォンが新たな主流になると判断することはできませんが、折りたたみスマートフォンとは異なる方向からフォームファクターの多様化を促す存在として、今後の展開が注目されます。

