
ソニー・インタラクティブエンタテインメントは9月24日、PlayStation Portal向けのシステムソフトウェアアップデート「7.1.7」を配信しました。今回のアップデートでは、バッテリーの長期的な状態を考慮して充電方式が変更され、アップデート後は80%が充電上限の初期設定となります。
Xperiaで採用されている「いたわり充電」と完全に同じ仕組みではありませんが、充電量を抑えることでバッテリーの劣化を抑えるという考え方は共通しています。スマートフォンのバッテリー管理に慣れているXperiaユーザーにとっても分かりやすい変更です。
PS Portalも80%充電が標準に
今回のアップデートで最も大きな変更となるのが、バッテリーの充電方法です。

PS Portalはこれまで基本的に100%まで充電する動作でしたが、システムソフトウェア7.1.7では80%までの充電がデフォルトになります。
ソニーは、80%を超える充電上限を設定すると、バッテリー性能やシステムの安定性に影響し、長期的なバッテリーの状態を低下させる可能性があると説明しています。
充電上限は固定されているわけではなく、「設定」→「システム」→「バッテリー」から変更できます。満充電に近い状態を必要とする場合は、ユーザー自身で80%を超える設定に変更することも可能です。
Xperiaの「いたわり充電」と似た考え方
今回のPS Portalの変更をスマートフォンに置き換えると、Xperiaの「いたわり充電」に近い考え方といえます。
リチウムイオンバッテリーは、長時間にわたって高い充電状態を維持することが劣化につながる要因の一つです。そのため、充電量をあえて抑えたり、使用開始時間に合わせて充電速度を調整したりすることで、バッテリーへの負担を減らす仕組みがスマートフォンでも採用されています。
PS Portalの場合は、よりシンプルに80%を標準の充電上限とする方式です。
ただし、PS PortalがXperiaの「いたわり充電」と同じ技術を採用しているという意味ではありません。共通しているのは、100%充電を常態化させないことでバッテリーの長期的な劣化を抑えるという考え方です。
PlayStation Linkもアップデートが必要
今回のアップデートでは、PlayStation Linkデバイスを最新のソフトウェアに更新することも案内されています。
PlayStation Linkデバイスは、PlayStation Link USBアダプターを使ってPS5またはPCに接続することでアップデートできます。PlayStation Link対応のワイヤレスイヤホンをPS Portalで利用している場合も、関連するデバイスソフトウェアを最新版にしておく必要があります。
このほか、システムソフトウェアのパフォーマンスと安定性が改善されたほか、一部の画面ではメッセージや操作性も改善されています。
PS Portalに80%充電上限が導入されたことで、ソニーはスマートフォンだけでなく、ゲーム機周辺機器でもバッテリーの長寿命化を意識した管理を進めていることが分かります。
Xperiaユーザーにとってはおなじみの「いたわり充電」と同じ仕組みではないものの、バッテリーを長く使うためにあえて100%まで充電しないという考え方がPS Portalにも取り入れられた形です。


