
PlayStation Portalでは、PS5本体を使わずに購入済みのデジタル版PS5ゲームをクラウド経由でプレイできるようになっています。ところが8月7日ごろから、一部のユーザーから購入済みタイトルが突然プレイできなくなったとの報告が相次ぎました。人気タイトルの「Ghost of Yōtei」なども対象となっており、クラウドストリーミングに依存する環境ならではの問題が浮き彫りになっています。
「Ghost of Yōtei」など複数タイトルが突然プレイ不能に
今回の問題は、PlayStation Plus Premiumのクラウドストリーミング機能を利用していたユーザーの間で発生しました。PlayStation Portalでは、これまでPS5本体を所有していなくても、購入済みのデジタル版PS5ゲームをクラウド経由で直接プレイできるようになっています。
しかし、8月7日ごろからRedditなどで、これまでプレイできていたタイトルが突然ストリーミング対象外になったという報告が相次ぎました。
影響を受けたゲームには、「Ghost of Yōtei」のほか、「The Binding of Isaac」「Oblivion Remastered」「Madden NFL 27」などが含まれていたとされています。
PlayStation Portalで対象ゲームを起動しようとすると、ゲームがストリーミングで利用できなくなったことを示すエラーメッセージが表示され、プレイできない状態になっていました。
一方、PS5本体を所有しているユーザーがRemote Playを利用する場合には、この問題の影響は確認されていなかったようです。
一時的な不具合だった可能性も
当初は、ソニー側が対象タイトルをクラウドストリーミングのラインアップから意図的に削除したのではないかとの見方も出ていました。
実際、PlayStationのサポート担当者から「Ghost of Yōtei」がクラウドストリーミング対応タイトルから削除されたとの説明を受けたユーザーもいたとされています。また、ソニーは個々のゲームが将来にわたってクラウドストリーミングに対応し続けることを保証していません。
ただ、その後、一部のユーザーから再び購入済みゲームをプレイできるようになったとの報告も寄せられています。このことから、今回の問題はタイトルの恒久的な削除ではなく、何らかの不具合によって一時的にアクセスできなくなっていた可能性があります。
とはいえ、事前の告知もないまま複数のゲームが一斉に利用できなくなったことで、PlayStation Portalのようなストリーミングを前提としたゲーム環境が抱える弱点も明らかになりました。
デジタル化が進むPlayStationに残る不安
PlayStation Portalは、本体ストレージからゲームを起動したり、ディスクを挿入してプレイしたりすることはできません。クラウドストリーミングを利用する場合は、ゲームそのものだけでなく、サーバーやネットワーク、サービス側の対応状況にもアクセスが左右されます。
これはPlayStation全体のデジタル化が進むほど、無視できない問題になりそうです。
ソニーは2028年初頭から新作PlayStation向けBlu-rayディスクの生産を終了する方針を示しており、今後はデジタル版やクラウドサービスへの依存度がさらに高まる可能性があります。
もちろん、今回の一件だけでクラウドゲーム全体を問題視するのは早計です。実際に今回も、後から再びプレイできるようになったという報告があります。ただ、購入したゲームであっても、クラウド経由で利用する場合にはサービス側の障害や仕様変更によってアクセスできなくなる可能性があることは、改めて意識しておく必要がありそうです。
PlayStation Portalのようなストリーミング中心のデバイスが今後さらに普及するのであれば、ゲームを購入したユーザーがどの程度長期間、安定してアクセスできるのかという点も重要になってきそうです。


