
ソニーが、定額サービス「PlayStation Plus(PS Plus)」のさらなる値上げを実施する可能性を示唆しました。投資家向けQ&Aで、サービスの価値と収益性を踏まえながら価格を見直す方針に言及しており、今年5月に実施された価格改定に続く値上げが行われる可能性があります。
価格やプラン構成を見直す可能性
投資家から今後の価格戦略について問われたソニーは、「PS Plusはユーザーに高い価値を提供しており、その価値と利用者負担のバランスを継続的に検討している」と説明しました。
そのうえで、収益拡大に向けて価格設定やプラン構成、コンテンツ調達の効率化などを見直す可能性があるとしています。
具体的な値上げ時期や対象プランは明らかにされていませんが、この発言は価格改定の可能性を示すものとして注目されています。
上位プランの利用者は4割に
ソニーによると、2025年度はPS Plus事業の収益性が過去最高を記録しました。
また、ExtraおよびPremiumといった上位プランの契約者は全体の約40%を占めており、高価格帯プランへの移行が順調に進んでいることも明らかにされています。
クラウドゲームや追加タイトルなどの特典を備える上位プランは、ソニーにとって収益性の高いサービスとなっており、今後も加入を促進していく方針とみられます。
PS5販売鈍化も背景か
今回の発言の背景には、PS5本体の販売ペースが鈍化していることもあるようです。
記事では、メモリ不足などの部品供給の影響を受け、ゲーム機本体で十分な利益を確保しにくい状況が続いていると指摘されています。そのため、デジタルゲームやPS Plusなどのサービス事業を強化し、収益を伸ばす狙いがあるとみられます。
なお、ソニーは一部地域で今年5月にPS Plusの利用料金を引き上げましたが、日本はこの価格改定の対象外でした。そのため、今回値上げが実施されるとしても、日本市場に適用されるかどうかは現時点では不明です。
正式な価格改定は発表されていないものの、投資家向けの説明内容からは、需要が堅調に推移する限り、PS Plusの料金が再び見直される可能性があることがうかがえます。今後のソニーの正式な発表に注目したいところです。


