ソニー次世代機「PS6」に不安、メモリ価格が2027年までにさらに2倍に上昇


ゲーム機市場にとって、やや気が重くなるような見通しが浮上しています。メモリやストレージの価格上昇が今後も続き、2027年末までにさらに倍増する可能性があるという指摘が出ており、次世代機であるPlayStation 6(PS6)の価格や設計にも大きな影響を及ぼすのではないかという懸念が広がっています。

メモリ価格はすでに2.5倍以上に上昇

この見通しは、MicrosoftがXbox Series X|Sの値上げに関する説明の中で触れたコメントが発端となっています。同社によると、コンソール向けのストレージおよびメモリ価格はすでに2.5倍以上に上昇しており、さらに2027年秋までに再び倍増する可能性があるとされています。

こうした部品価格の上昇はゲーム機だけでなく、PCやタブレットといった幅広い製品にも波及しています。実際、Appleも一部のMacBookやiPadの価格改定を行っており、コスト増の影響が業界全体に広がっている状況です。

高騰する部品価格が新ハードに影響

さらに、Valveが発表した新型ゲーム機「Steam Machine」も、最も安価なモデルで約1,000ドルという価格設定が話題になりました。このモデルはコントローラーが別売りになるなど、コストの高さが強く意識された構成となっています。

こうした流れを受け、業界内では次世代コンソール全体の価格水準が上昇していくのではないかという見方が強まっています。

PS6の設計思想にも影響か

次世代機とされるPS6は、2027年後半の登場が有力視されており、コストを抑えた設計になると以前から予想されてきました。しかし、ここまで部品価格が上昇すると、その前提自体が揺らぐ可能性があります。

仮にメモリ価格がさらに倍増するようであれば、どれだけ設計を工夫しても最終的な販売価格を抑えることは難しく、1,000ドル超えの製品になる可能性も否定できません。

現行機にも広がる価格圧力

一方で、現在のSony Interactive Entertainmentは、既存のPlayStation 5の販売やPlayStation Plusといったサービスを収益の柱としており、当面はソフトウェアやサブスクリプションで利益を確保する方針とみられています。

ただし、ハードウェア単体での利益確保は難しくなっているとされ、今後はさらなる値上げや生産調整が行われる可能性も指摘されています。

次世代機市場そのものが転換点に

現在の市場環境では、次世代コンソールへの期待自体が以前ほど高くないという見方もあります。その中で価格がさらに上昇すれば、ユーザーの購買意欲に大きな影響を与える可能性は避けられません。

一方で、クロスジェネレーション対応などを活用しながら過渡期を乗り切る戦略も考えられますが、部品価格が2028年以降も改善する保証はありません。

PlayStationは基本的に将来戦略を積極的に公表する企業ではないため、現時点で確定的な見通しはありません。ただ、部品コストの上昇が続く限り、次世代ゲーム機の価格と設計を巡る議論は今後も避けられない状況になりそうです。

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