
近年、ソニーのXperiaシリーズはラインアップや流通面で存在感がやや薄れつつありますが、2022年発売の「Xperia 1 IV」「Xperia 5 IV」を使い続けているユーザーにとっては、うれしいニュースが届きました。両機種がカスタムROM「LineageOS 23.0」に正式対応したことが明らかになっています。
公式アップデートはAndroid 15で事実上終了
Xperia 1 IVとXperia 5 IVは、21:9の縦長ディスプレイやmicroSDカードスロットなど、今では貴重になりつつある“Xperiaらしい”仕様を備えたモデルです。一方で、ソニーはソフトウェアアップデートの継続性という点では必ずしも評価が高いとは言えず、2026年初頭時点での最新公式OTAはAndroid 15にとどまっています。
現時点では、両機種がAndroid 16へ公式アップデートされる可能性は低いと見られており、ここでLineageOSという選択肢が浮上してきました。
LineageOS 23.0でAndroid 16相当を体験
今回提供が始まったLineageOS 23.0は、Android 16をベースとしたビルドで、Xperia 1 IVおよびXperia 5 IVでも最新世代のAndroid環境を利用できるようになります。今後予定されている「Material 3 Expressive」デザインの導入に向けた下地にもなっており、端末をもうしばらく現役で使い続けたい人には魅力的な選択肢と言えそうです。
見た目の大刷新はまだ先に
ただし、注意点もあります。現時点のLineageOS 23.0は、昨年6月時点のAOSPをベースとしており、Android 16 QPR1で導入された大幅なUI刷新はまだ反映されていません。これらの視覚的な変更は、現状ではPixelシリーズを中心に限定的に提供されているため、LineageOS側での反映にも時間がかかる見込みです。
それでも、今後ソニーから大きなアップデートが提供される可能性が低いことを考えると、セキュリティ面や機能面で新しさを保てる点は大きなメリットです。
導入には十分な注意が必要
LineageOSの導入にあたっては、ブートローダーのアンロックやROMの書き換えといった作業が必要になります。手順を誤ると端末が正常に動作しなくなるリスクもあるため、公式サイトに掲載されている機種別の手順や必要ファイルをよく確認した上で、自己責任で進めることが重要です。
公式アップデートが止まってしまった端末でも、カスタムROMによって“もう一段階”使い続けられる可能性が広がります。Xperia 1 IV/5 IVを長く愛用したいユーザーにとって、今回のLineageOS 23.0対応は見逃せない動きと言えるでしょう。

