Pixel 11 Proでは温度計廃止も?GoogleがPixel 10 Pro向けに異例のアンケート実施

GoogleがPixel 10 Proのユーザーを対象に、温度計機能に関するアンケート調査を実施していることが明らかになりました。Pixel Proシリーズにはここ3世代にわたり温度計が搭載されていますが、今回の調査内容からは、この機能の今後を見直す可能性もうかがえます。

Pixel 10 Proユーザーに届いた温度計に関する調査

今回のアンケートは「Google Pixel」名義で送信されており、主にPixelに搭載されている温度計アプリについての利用状況を尋ねる内容となっています。Googleは、この調査を通じて体温測定機能が実際の使用環境でどのように使われているのかを把握したい考えです。

同社によると、体温センサーの実地での性能評価を目的としており、医療機器としての市販後調査義務を満たすため、必要に応じて規制当局と情報を共有する可能性もあるとしています。

利用頻度や信頼性まで細かく質問

アンケートはまず、過去1年以内に体温測定を行ったかどうかを確認する質問から始まります。その後、どの程度の頻度で温度計アプリを使用しているかを尋ねる設問が用意されています。

さらに、測定結果に自信を持つために通常何回測定するかという質問もあり、1回から5回以上まで複数の選択肢が提示されています。体温測定の精度や信頼性を重視した設計であることがうかがえます。

エラー表示やFitbit連携についても調査

アンケートでは、エラーメッセージを目にしたことがあるかどうかや、Fitbitとの連携機能についての質問も含まれています。データの表示方法や使いやすさ、全体的な体験の中で良い点・不満点を自由記述で回答できる欄も設けられており、かなり踏み込んだ内容です。

一方で、ユーザーからは「使い道がよく分からない」「日常的に活用する場面がない」といった声も少なくなく、機能の存在意義を疑問視する意見も見受けられます。

3世代続いた温度計、見直しの可能性も

Pixelの温度計機能はPixel 8 Proから導入され、Pixel 9 Pro、Pixel 10 Proと3世代連続で搭載されてきました。スマートフォンとしては珍しい機能である一方、利用者が限定的であることも事実です。

このタイミングでGoogleが詳細なアンケートを実施していることから、次世代Pixel Proで温度計を継続するか、それとも廃止を含めた見直しを行うかを検討している可能性も考えられます。Pixelシリーズは開発期間が長いことで知られており、今回の調査結果が今後のハードウェア構成に影響を与える可能性も否定できません。

Pixel Proシリーズにおける温度計の行方は、Googleがどのような価値をユーザーに提供し続けるのかを占う一つの指標となりそうです。今後のPixelの進化にも注目が集まります。

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